6月2日(土)~4日(月)の3日間・・・石巻市総合体育館に於いて、「全国高校総体 宮城県予選」が開催された
北岡道場の卒業生の出場は・・・
柴田高校3年・・・「滉太」
柴田高校2年・・・「詩音」
宮城農業高校1年・・・「凜杜」
以上の3名やった
柴田高校1年の「恭佑」と「海士」は・・・今回は、応援のみ
結果は・・・
柴田高校の団体戦のメンバーに選んでもらっとった「滉太」と「詩音」が・・・
見事・・・団体戦『優勝』を果たした
俺は・・・2日目、団体戦の決勝トーナメントのみ、応援しに行ったねんけど・・・
俺の目の前で・・・「その時」は訪れた
居ても立ってもおられへんかった俺は・・・
観客席から、階段を駆け下りて・・・会場におる、「滉太」と「詩音」を抱きしめた(って言うより・・・完全に俺よりもデカい、あいつらにしがみついた)
嬉しくて嬉しくて・・・涙が止まれへんかった
「滉太」は・・・小学校中学校時代、「これ」という成績は残してへん
強いて言うたなら・・・仙台市のスポーツ少年団の学年別の個人戦を3連覇したことが、唯一の戦績かな?
「詩音」も・・・中学3年生の時に、個人戦で東北大会に出場させてもらったけど・・・
決して、努力をして勝ち取ったっていう代物ではなく・・・「たまたま勝った」っていうレベルやった(^_^;)
そんな・・・箸にも棒にもかからへんかった・・・
そんな彼らが・・・高校柔道っていう、「己自身の気持ち」で戦わなアカン、大切な時期の『金メダル』をぶら下げてくれた
誇らしかった!
ものごっつい、誇らしかった!
北岡道場に在籍してる時に、勝ってもらうことより・・・
何倍も、何十倍も、嬉しかったよ!(^^)!
俺の元を巣立った後・・・
素晴らしい指導者(柴田高校監督)に巡り合って・・・
大切な仲間(先輩、同級生、後輩)に巡り合って・・・
最高の舞台での・・・『金メダル』奪取
そんな彼らに、俺は言うた・・・
「小学校、中学校時代に、メダルをぶら下げたことがなかったけど・・・一番大事な時に、メダルをぶら下げることができたな?
それは・・・お前らが、仲間と歩んできた「努力」の証や!
その「努力」の証を・・・この先の人生も、絶対に忘れたらアカンぞ!」って
子供達は、皆それぞれ・・・各道場で、少年柔道時代を過ごしてきたことやと思うけど・・・
その間に・・・
他道場の監督同士間の、小競り合い
父兄同士間での、しょうもない水面下での争い
そんなもんを、見てきた子もおるんやないやろうか?
また、同じ道場内でさえ・・・
「監督のやり方が気に入らへん」だの、「先生の考えにはついていかれへん」だの・・・
同じ穴の狢同士、徒党を組んでは・・・お世話になってる(なってた)はずの道場や先生やコーチへの誹謗中傷を、この上なく吐き出して・・・
挙句の果てには、道場を移籍するまでに至る
どないなっとんねんな? 一体!
俺は・・・そんな、大人同士の小競り合い・・・そんな、大人の醜い姿勢を・・・絶対に、子供たちに見せるべきではないと思うねん!
子供の頃、強豪道場に在籍しとった子も・・・
ウチみたいに、「ええ加減な」道場に在籍しとった子も・・・
小中学校の頃、上位入賞をしとった子も・・・
ウチの道場の子達みたいに、箸にも棒にもかかれへんかった子も・・・
同じ高校に進学して・・・同じ志を持った瞬間に・・・こうやって、『仲間』になりよんねんから・・・
それやったら・・・その時に、子供の心の中は真っ白な方がええやんか!?
今回・・・「滉太」と「詩音」は、優勝したけど・・・
仮に、優勝してへんかったとしても・・・
ほんで、優勝できへんかった、他の学校のチームの子達も・・・
同じ志を持って、仲間と共に戦った(過ごした)、この時間は・・・
きっと、この先の人生で・・・限りなく生きてくる時が来ると思う
せやからこそ・・・
純粋無垢な状態で、次のステージに送り出してやれるよう・・・
大人は、表にしゃしゃり出ず・・・「脇役」に徹するべきじゃないんかな?って、俺は思うんよ
ほんで・・・もっともっと、大事なこと!
せっかく、素晴らしい指導者に巡り合ったとしても・・・「心ここに有らず」やったら、決して素晴らしい「結果」は生まれへんと思うよ
もちろん、その「結果」っちゅうのは、上位入賞することだけではあれへんで!
その指導者のことを・・・子供も親も、心の底から信頼してこそ、『その先』があるんやと俺は思う
道場在籍時であっても、高校在学時であっても・・・
親御さん自体が、右往左往したり・・・
先生に対する「不信感」を抱いてみたり・・・
先生の批判を、子供の前や多方面で吐き出してみたり・・・
挙句の果てには、道場移籍、柔道部退部、高校中退・・・
そんなことに・・・何の意味があんねんなっ!?
そんなくだらんことに、力を注ぐ前に・・・
「己が選んだ道」「己が信じた道」っちゅうもんを、子供にちゃんと言い聞かせて・・・
その道を、真っ直ぐに歩かせてやることの方が、ものごっつい大事なんとちゃうんかな?
(※もちろん、道場や高校の先生自体が・・・己自身の「利欲」や「感情」を、最優先にした指導・教育をしてへんことが大前提なんやけどね)
だって、子供たちは・・・
「柔道」を通じて、普通じゃ経験できへんような、素晴らしいことを経験するんやろう?
「柔道」を通じて、普通じゃ学ばれへんような、大切なことを学べるんやろう?
ほんなら・・・その過程の中で・・・
師匠に不信感を抱かせてみたり・・・途中で辞めさせたり・・・途中でケツまくらせたり・・・・・
そんなことを、親や指導者が、子供たちに身を以て教える必要はあれへんのんとちゃうんかな?
要するに・・・
子供は・・・親や指導者の「言うこと」は聞きよれへんねん!
子供は・・・親や指導者の「やったこと」しかせえへんねんから!
せやから・・・
高校に進学してまで・・・社会に出てまで・・・
要は、ええ「大人」になってまで・・・
「ああでもない! こうでもない!」って、思い通りになれへんことから、ケツをまくる子が出てきよるんやろうし・・・
おまけに、親も親で・・・そんな子供に対して、必要以上に過保護になり過ぎるんとちゃうんかな?って、俺は思うんよ
ほんで、また逆に・・・
俺ら道場(すべてのスポーツの少年団体)の運営者側(監督・コーチ)も同じ
他道場の先生自身や、他道場の方針を批判してみたり・・・
子供の試合結果に対して、くだらん小競り合いをしてみたり・・・
自分(監督やコーチ自身)の子供のことを、最優先に考えた指導(練習・遠征・合同練習等)をしてみたり・・・
次の指導者にバトンタッチしてる(あずけた)にもかかわらず、いつまで経っても「自分の教え子」気取りでおってみたり・・・
そんなことを・・・
今は、それぞれ各道場に在籍してるかも知れへんけど・・・
いずれ高校に進学した時に『仲間』になるであろう、純粋無垢な子供達に見せたり感じさせたりしたらアカンのよ!
もういっぺん(自分自身にも言い聞かすつもりで)記すけど・・・
俺ら大人は・・・あくまで、「脇役」
「如何なる場面でも・・・「主役」になるべく、しゃしゃり出てくる必要はない!!」
・・・・・っちゅうこと!
いずれにしても・・・
そんなことをしとる間は・・・
また、親自身が「子離れ」ができへん間は・・・
子供たち自身は・・・
ホンマの『師匠』
ホンマの『仲間』
・・・には、巡り合われへんと思うよ
ほんで・・・
ホンマの『金メダル』(金メダルより大切なもの)を、胸にぶら下げることはできへんのんとちゃうんかな?って、俺はそない思う
もちろん、これは・・・
いつもの如く・・・俺の「個人的な考え」っちゅうことだけは、重々理解していただきたいねんで
滉太!
詩音!
優勝 おめでとう!
ほんで・・・
凜杜!
(ちなみに、宮城農業高校の大将やった凜杜は・・・団体戦決勝トーナメント1回戦、詩音と真っ向勝負して散ってもうた(^^;))
恭佑!
海士!
お前らには・・・これから先に、期待してるよ!(^^)
最後になりましたが・・・
柴田高校監督、狩野先生!
大きな舞台で、こんなに素晴らしい結果に導いてくださいましたこと、心より御礼申し上げます!
ありがとうございました!
元気出していこう!
READY! GO!!