楽しくなかったら意味がない!!

北岡道場を設立して・・・早13年目を迎えてる

 

それまで(北岡道場設立前)も・・・長女や長男がお世話になってた道場で、コーチ紛いなこともさせてもらってたけど・・・

俺自身・・・「道場長」っちゅう立場になってからは・・・我ながら、日々ものごっついいろんなことを勉強するようになった

 

設立当初は・・・柔道の基本書は、大概読みまくったし・・・立技・寝技共、解説書やテクニック本も、メッチャよう読んだ

ネットやYou Tubeでも、吸収できることはあれへんかな?って、よう検索したし(今でも、よう検索してるけど)・・・

もちろん・・・一番、大事な事であろう

「心理学」や「教育論」に関しては・・・「これでもかっ!」っていうくらい、いろんなことを駆使して学ぶ姿勢を持つようになった

 

 

そないな姿勢でいるつもりでおってでも・・・

時々、自分自身を見失ってしまってることがある

 

俺は、基本的に・・・

「楽しくなかったら意味がない!」って思って、子供たちと向き合ってるつもりなんやけど・・・

それでも・・・「楽しい」っちゅう一番大事な部分が、欠落してしまってることがあるねんよなぁ~・・・これが

ホンマ、情けないなぁ~

 

 

 

最近のことを、ピックアップしてみたら・・・

 

中学生は・・・

6月に、中総体の地区予選があった

ほんで・・・7月後半には、県大会がある

 

小学生は・・・

8月初旬に、スポーツ少年団の仙台市予選がある

 

もちろん、「『勝負』事」やから・・・試合をするからには、「負ける」よりも「勝つ」方がいいに決まってる

せやけど・・・「勝つ」事ばかりを追い求めたら、大切なことを見失ってしまう

そう・・・「楽しい」っていう、一番大事なことをな?

 

俺・・・最近、見失ってしもうてたんよなぁ~(^_^;)

 

 

毎年、そうやねんけど・・・

中学3年生は・・・「北岡道場(俺)の生徒」として、俺といっしょに戦うことが最後の年になってしまう

この先、どんだけ柔道を続けていったとしても・・・もう、一生「北岡道場(俺)の生徒」として、俺と共に戦うことはできへんようになる

そない思ったら・・・

「これが最後やぞ!」って意気込んで、肩に力が入ってしもうて・・・大切なことを、見失ってしもうてた

 

おまけに、小学生に対しても・・・

年間通して、3~4回しか試合には出場せえへんし・・・久々の試合やと思ったら、やっぱり「負けるより勝つ方がいい」って考えたんやろな?

結構、子供たちを・・・「試合、試合」って、追いやってしまってたと思う

 

きっと・・・あいつら、楽しくなかったやろなぁ~?

 

 

 

中学生くらいになったら・・・試合に向けて一生懸命取り組むことは、もちろん大事やねんけど・・・

それは、己自身で気付いて、己自身から「取り組む」姿勢が大事なんであって・・・誰かに「取り組ませられてる」ようじゃアカンと思うねんよな?

 

また、小学生なんて・・・

「この試合が全国大会につながる」だの、「この試合はローカルな大会」だの・・・そんなことで、練習度合いを調整するほど器用じゃないやろうし・・・

宮城県大会はじめ、東北大会の規模さえ、ちゃんと理解できてへん子も多いと思う

それこそ、全国大会なんていうたら、その規模をまったく以て理解できてへんのやないやろうか?

 

「ほんなら、それ(その大切さ)を教えてやれよ!」って、言う人もおるかも知れへんけど・・・

学校の教科書上で学ぶ、日本の地理自体・・・また日本の総人口(各県の人口密度等)なんかも、よう分かってへん子がおるのも現実やし・・・

その上、日本国の柔道人口がどんくらいか?(各県に強豪高校がどんくらい存在するんか? 他県に比べてどんくらい強化に力を注いでるんか? 少年柔道の道場が他県に比べて自分の県はどれくらい存在するんか?etc)なんて言うたら、さらに分かれへんようになるんとちゃうんかな?って思う

 

ほんなら・・・結局は、「大人の物差し」で物事が進んでしまうっていうても過言ではあれへんような気がするねん

でも、それやったら・・・何かが足れへんように、俺は感じてしまうんよなぁ

 

 

せやのに・・・最近の俺・・・

「大人の物差し」っちゅうもんで、子供たちを測ってしまってたなぁ~?

そない思って・・・自責の念に駆られた

 

それに、気付かせてもらったのは・・・

前回、この場に引用させていただいた、凌門塾の佐々木先生のブログやったねん

※せやから、引用させていただいたっちゅう訳やねんけどな(^_^;)

 

もちろん・・・

普段から、いろんなことにアンテナを張って、子供たちの目線まで腰を屈めて「彼らを、未来に導いてやれたら・・・」っていう努力はしてるつもりではおるよ

せやけど・・・所詮は、俺も人間

あいつらより・・・30年~40年、早く生まれただけの・・・

まだまだ成長途中・・・目下、勉強中の半人前の指導者(教育者)なんよ

 

せやから・・・恥ずかしながら、目先のことに囚われて、自分自身を見失ってしまうことも多々ある

 

 

せやけど・・・

己の浅はかさに気付いただけでも・・・

己の情けなさに頭を打っただけでも・・・

ちょっとは、考え直すことができるから良かったかな?って、自分自身でええように解釈はしてるんやけど・・・

 

でも、まぁ・・・

そんな、浮き沈みの中で・・・俺自身も、あいつら(子供達)に、日々学ばせてもらってるんやな?

まだまだ、アカンたれやなぁ~!? 耕太郎!

 

 

子供たちがやってる『柔道』は・・・俺(指導者)や親の自己満足のためにあるんじゃない!

子供たちが、己自身の「今」や「将来」のためにやってるもんや

 

せやから・・・

俺ら指導者や親は、それをサポートするべく、「脇役」に徹するべきなんよ

もちろん、これは・・・「勉強」や「サッカー」「音楽」etc、何にでも当てはまることやと俺は思う

 

「柔道」ばっかりやらせとったら・・・「勉強」や「社会勉強(遊び)」や「人間教育」が疎かになる

また・・・

「勉強」ばっかりやらせとったら・・・「社会勉強(遊び)」や「人間教育」が疎かになる

(※当然・・・何れにしても、「やらせ」とったらアカンと思うねんで)

もちろん・・・

「遊び」ばっかりに夢中になっとったら・・・「社会勉強」にはなるかも知れへんけど、「勉強(義務教育内容)」からは取り残されてしまう

 

ほんなら・・・どないしたらええねん!?

要するに・・・それらすべてに対して、一生懸命になれる子に導いてやれるのが、一番ええんとちゃうんかな?って、俺は思うねん

 

決して簡単なことではあれへんけど・・・

「柔道」も頑張って・・・「勉強」も頑張って・・・「遊び」も頑張って・・・「ゲーム」も頑張って・・・

与えられた環境の中で、与えられた物事に精一杯取り組むことができる人を見た時・・・メッチャ魅力的に感じるのは、きっと俺だけじゃないと思うんよな?

 

 

将来の『夢』(人それぞれ違うんやろうけど・・・)に向かって・・・

一生懸命「柔道」に取り組んだり・・・一生懸命「勉強」に取り組んだり・・・

それらは、ホンマに素晴らしいことやと思う

 

せやけど・・・

親であったり、監督であったり、先生であったり・・・

それらを、誰かに「取り組まされてる」んじゃ・・・同じことをするにしても・・・同じ時間を費やすにしても・・・俺は、ものごっつい勿体ないように感じるねんよな?

 

己自身で気付いて、己自身で目標を持って・・・その目標に「楽しさ」を見出して、突き進んでいくことができたら・・・そんな素晴らしいことはあれへんのんとちゃうんかな?って、俺はそない考えてる

ほんで、また・・・

それができたなら・・・「学校の成績」や「柔道の結果」云々じゃなく・・・その子自身の『人間力』は、格段にレベルアップしてるんとちゃうんかな?

大人かって、そうなんやから・・・子供なんか、もっとそうやと俺は思うねんけど・・・

 

せやからこそ・・・

「楽しくなかったら意味がない!」

それを念頭に置いて・・・

如何に、子供たちを、ちょっとでも高い位置に押し上げてやることができるんか?

俺ら(親や指導者)は・・・日々、それだけを考えてたらええねんで!?

 

時々、自分自身を見失ってしまうけど・・・

極力、見失えへんように・・・俺自身も、日々の勉強、日々の努力を怠らんように心掛けようと思う

 

 

 

 

 

余談やけど・・・・・

それに気付いてから・・・

「北岡道場」で、子供たちと取り組んでる練習内容を紹介しとく!(^^)!

 

『ジャンケン投げ込み』

 

お互い向かい合って、「気を付け」をして、メッチャデカい声で「お願いします!」って、きれいな礼法をする

お互い歩み寄って組み合う(もちろん、釣り手と引き手の位置を徹底して意識してもらう)

足ジャンケン(お互いに、メッチャデカい声で「最初はグー!ジャンケンポン!」)

チョキで勝った場合・・・「大内刈り」もしくは「小内刈り」で投げる(もちろん、足の運びは1・2・3の基本)

パーで勝った場合・・・左右どちらかの「支え釣り込み足」で投げる

グーで勝った場合・・・相手のチョキの前足に「足払い」で投げる

※もちろん、どの場合でも大きな声を出して投げる(勝敗決定後3秒以内)

お互い離れて、「気を付け」をして、メッチャデカい声で「ありがとうございました!」って、きれいな礼法をする

 

ちゃんと、すべての動作をきっちりできて・・・しかも、勝った者だけが・・・・・

駄菓子屋の卸問屋で買ってきた、「くじ引き」(スーパーボールとか、水鉄砲とか)を引ける権利が与えられるねん

その代わり・・・

動作のひとつでも疎かにしたり(気を付けのかかとが離れてたり、指先が曲がってたり)・・・声が小さかったり・・・技を間違えたりしたら・・・・・アウト!

 

これが、また・・・礼法を意識するし・・・釣り手、引き手を意識するし・・・投げる時に頭使うし・・・・・結構、オモロイねん(^^)

 

子供達・・・難しい練習内容より、よっぽど真剣に取り組むし・・・

その上・・・

その後の「乱取り」になったら・・・いつも使えへん、「支え釣り込み足」とか「足払い」とかを、それなりに使いよるねん!?

 

ホンマ、子供って・・・すごい潜在能力を秘めてるし・・・

「楽しい」こと(遊び)に関しては、天才的な能力を発揮するよな

 

 

しかし・・・

練習時間の半分くらいを、こんなことに費やしてるねんから・・・

ホンマ・・・「ええ加減」な道場やよなぁ~

 

せやけど、やっぱり・・・

「楽しい」のが、一番やからな!(^^)!

 

 

 

でも・・・

こんな「ええ加減」な道場の卒業生(先輩達)から・・・

最近・・・すごい報告ばかりが、俺に届きよる!!

 

詩音先輩・・・「全国高校総体 宮城県予選 優勝」~「東北高校総体 優勝」(2019年度 インターハイ出場)

沙季先輩・・・「宮城県ジュニア体重別 優勝」~「東北ジュニア体重別 優勝」(2019年度 全日本ジュニア体重別出場)

正也先輩・・・「東北高専大会 個人 優勝」(3連覇)

 

どないなってんねん!?(笑)

 

We Can Do It!

Yey!!

 

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