北岡道場通信

北岡道場は・・・毎年、春と秋に、加瀬沼公園っちゅう所で、春は「ピクニック」、秋は「芋煮会&BBQ」をする

 

毎年・・・新しい道場生やご父兄の方が、ファミリーとして加わってくれる(入会してくれる)んやけど・・・

秋は・・・

11月に控えた「大家族旅行」に向けて、子供達同士、また親同士の親睦を深めるっちゅう意味も込めて、「芋煮会&BBQ」でワイワイするのが恒例

 

今年も・・・

幸恵ちゃん(陽向キャプテンの母)を筆頭に、お母さん方がまとまって・・・準備、集金、買い出し、当日の場所取りetcをしてくれて・・・

約80人が集まった会も、無事に開催することができた

※ちなみに・・・翔ちゃん(キャプテン父)は、「飾り」やから役に立たん(笑)

 

 

子供たち(もちろん親たちも)は・・・

道場で、組み合うだけ(道場で話す)では・・・仲良くなれる度合いが乏しい

また・・・

試合や合同練習でも、得るもんは確かにあるのはあると感じるけど・・・それもまた、何かが足らん

皆がいっしょになって「「遊ぶ」ことで、「絆」が深まる」っちゅう・・・俺の持論は、ブレることなく未だ進行中

 

遊んで、仲良くなって、相手を思いやる心が芽生えてこそ・・・練習の時にも、試合の時にも、「仲間のために!」っちゅう想いが強くなるんやないんかな?

・・・・・っていうのが、俺の持論

 

柔道だけに拘わらず・・・

その「仲間のために!」っていう想いっちゅうのが・・・どんだけの力を発揮するんか?・・・どんだけの目には見えへん力を与えてくれるんか?

それは・・・経験した者にしか分かれへん

 

だからこそ・・・子供たちに、それを経験させてやりたい

 

せやから・・・まずは、「遊ぶ」こと(笑)

 

 

その答えは・・・いずれ分かる

 

HEY! HEY! HEY!

楽しくないと意味がない!!

We Can Do It!

Yey!!

 

10月15日(日)・・・宮城県立武道館に於いて、上記の大会が開催された

 

この大会は・・・各地区(仙台市地区、石巻地区、仙南地区etc・・・)の予選で、優勝、準優勝の上位2名だけが参加できる県大会

ウチからも・・・8月に開催された仙台市予選で、勝ち残った14名が参加させていただいた

 

結果・・・

【男子】

穂乃輔(小1)・・・優勝

真叶(小2)・・・準優勝

好誠(小2)・・・3位

壮真(中2)・・・3位

 

【女子】

結(小2)・・・3位

果穂(小4)・・・3位

 

14名中、6名が上位に入賞させていただいた

 

「北岡道場」の普段の練習は・・・

唄も歌うし・・・ゲームもするし・・・リレーもすれば・・・脳トレもする

本格的?練習(乱取り)は・・・正味、1日に、元立ち(1or1分半×4本)を3~4セットやる程度

(大人数(50名以上)が、50畳の道場の中におるもんから・・・実際には、皆がどんだけやってるんか?は、不明瞭やけど・・・(汗))

 

それでも・・・

あのパフォーマンスをして戻ってくる彼らには・・・俺が、逆に驚かされる

 

 

俺は・・・子供達から、「仲間」「ファミリー」の大切さを学ばされることが多々ある

 

今回の大会でも、感じたことやけど・・・

身体がちっちゃい連中・・・おまけに、普段、詰めた稽古をしてる訳でもあれへん連中

 

そんな彼らが・・・あのパフォーマンスをして戻ってくるっちゅうのは・・・

「目には見えへん力」の他、何ものでもないんやないんかな?って、俺は思う

 

 

俺自身・・・道場設立当初(17年前)から、心に決めてることがある

 

畳の上で戦ってきた子供たちのことを、「決して叱れへん」っていうこと

ほんで、もう一つは・・・思いっきり「抱きしめてやる」っていうこと

 

この2つは・・・17年が過ぎた今でも、何も変われへん

 

せやから・・・なんか?は、分かれへんけど・・・

子供たちは、誰一人として委縮することなく、畳の上で、自由にのびのびと戦ってきよる

 

勝って、嬉しくて・・・ニコニコしながら戻ってきても・・・

負けて、悔しくて・・・泣きながら戻ってきても・・・

思いっきり「抱きしめてやる」

 

俺は・・・その行為だけで、彼らに「大切なこと」が十二分に伝わってくれてると信じてる

 

己自身がやってることを、こんな感じで記すことには、語弊はあるけど・・・

もしかしたら・・・俺自身も、彼らにとって「仲間」「ファミリー」の一員である以上・・・あのパフォーマンスができることの要因のひとつにはなってるんかも知れへん?

 

 

せやけど・・・

それよりも、もっともっと、彼ら自身に「目には見えへん力」を与えてるのは・・・

「仲間」「ファミリー」の絆やないんかな?って、俺は信じて止まん

 

ほんで・・・それは、試合の時のパフォーマンスに反映されるっていう、ちっちゃな枠の話やなくて・・・

彼自身らの、これからの人生に於いて、大いなる「心の豊かさ」につながることに違いないと、俺は信じてる

 

 

ちょっと、話がズレてしまうかも知れへんけど・・・

俺は・・・子供たちにとって(子供の頃)は、「遊び」っちゅうもんが、何よりも大事で、何よりも必要なことなんやないんかな?って思ってるねん

 

もちろん、「柔道」も大事なことなんやけど・・・

普段、組み合って、切磋琢磨する「仲間」「ファミリー」と、損得勘定なしに「遊ぶ」っちゅうことが、メッチャ大事なことなんやないんかな?って思うねん

 

その「遊び」っちゅうもんの中で・・・相手を思いやったり、相手をリスペクトしたり、相手を認めたり・・・ほんで、時に喧嘩をしたり・・・

普段の練習の中だけでは、絶対に手に入れられへんもんが・・・「遊び」の中には、ぎょうさん転がってる

 

ほんで・・・

その「思いやり」とか「リスペクト」etcが・・・「柔道」の練習の際にも、お互いの切磋琢磨につながってるように、俺は感じてる

 

誤解を恐れずに記したら・・・

だからこそ、ウチ(北岡道場)は・・・

「試合」よりも・・・「大家族旅行」

「合同練習」よりも・・・「BBQ(芋煮会)」

・・・・・なんよな?

 

 

ほんで、また・・・

これは、俺自身が勝手に思ってることなんやけど・・・

その毎日の積み重ねの「方程式」を、心の中に持ってる者と持ってへん者とでは・・・将来、「心の豊かさ」っちゅうんか?、「想い出の幅」っちゅうんか?、そういったもんに、大きな差が出てきしまうような気がしてならんのよなぁ?

 

 

いずれにしても、彼らには・・・

「仲間」「ファミリー」「楽しさ」・・・

それらを根底に持ちながら・・・「酸い」も「甘い」も、両方学んでほしい

 

ほんで・・・

「酸い」も「甘い」も知った上で・・・近い将来、遠い将来共に、「酸い」方に首を突っ込んで、「辛抱と努力」ができる人になってもらいたい

 

親父は・・・そない願ってる

 

HEY! HEY! HEY!

楽しくないと・・・意味がない!!

We Can Do It!

Yey!!

ウチは・・・基本的に、ほとんど試合には参加せえへん

 

道場設立当初から数年間は・・・宮城県内のみならず、山形県、福島県、遠くは東京都や長野県で開催されるオープン参加の団体戦にまで出場しとったんやけどな

 

せやけど・・・

今から考えてみたら・・・

あの時期の子供(生徒)たちの顔は・・・皆、同じ顔をしとったように感じる

 

厳しい相手と試合を戦って・・・怒涛の数の練習試合をこなして・・・疲れ果てて、仙台に戻ってくる

そのまた翌週なんか?・・・翌々週なんか?・・・また試合に行く

 

勝って学ぶこと・・・負けて学ぶこと・・・

そう言ったもんは、確かに、仰山あったように感じるけど・・・

それ以上に「大切なもん」を見失ってしまってた時期であったのは確かやなぁ?

 

それに・・・

個人的には・・・今現在の子供たちの顔の方が、俺は断然好きやしな

だって・・・「笑顔」に満ち溢れてるんやもん

 

子供って・・・あんなに素晴らしい「笑顔」をすんねんで!?

 

せやのに・・・

(誤解を恐れんと記すけど)大人の「利欲」とか・・・大人の「感情」とか、大人の「考え」、大人の「執着」等によって・・・

その「笑顔」の輝きは・・・だいぶ、薄れてしまいよるんやないんかな?って、俺は思う

 

 

おまけに・・・

試合に出場するためには・・・試合に向けた稽古が優先的になってくるのも事実やしな?

 

せやけど・・・

「柔道」って・・・試合の為だけにやるもんなんか?

そない考えたら・・・もっと大切やと思うことに、時間を使いたいなって・・・10年以上前に、俺は今の方向にシフトした

 

「ルール」は、もちろん(せやけど、今は事細かなルールが山のように存在する)やし・・・「戦い方」・・・時には「勝ち方」に至るまで・・・

それを教える時間があるんやったら・・・俺は、もっと子供たちといっしょに笑ってたいなぁ

子供たちの・・・素晴らしい輝きを放つ「笑顔」が見たいなぁ

・・・・・って、そない思うようになった

 

高校や大学で、柔道を続けていく子にとっては・・・

経験値上昇のために、いろんなタイプの子と戦ったり、練習したりした方が・・・今の時代、柔道界も早熟であるが故に、「出遅れてしまうやろ?」っちゅう考えも分からんでもない

 

せやけど・・・

「柔道」の現役を退いた後の人生の方が、圧倒的に長いねんで?

 

おまけに・・・

「柔道」を選択せえへん子かって、幾人もおるはずやんか?

 

それやったら・・・

「仲間を思いやる気持ち」とか・・・「感謝をする気持ち」とか・・・そういうもんを、普段の練習や行事の中で学んでもらうことの方が、俺は大事なような気がしてならんのよなぁ?

 

 

・・・・・って・・・まぁ、前置きが長くなってしもうたねんけど・・・

 

 

そんな状況(ええ加減な道場(笑))の中でも・・・

ウチの中学3年生連中・・・

昨年(中2)の秋口くらいから・・・自ら、エンジンを掛け始めよった

 

俺は、何も言うてへんし・・・

当然、試合に勝つための方法なんか、何一つ教えてへん

 

組み手すらも教えてへんねんから・・・

ある意味では・・・あの不自由な状態で、県大会の上位に上っていく彼らを・・・逆に大したもんやと、俺の方が感心させられる

 

 

好成績を残すのは・・・俺の下を巣立った後でいい

小手先の上手さ(ズルさ)や・・・組み手で相手を制する上手さは・・・後々(高校に行ってから)覚えたらいい

細かいルールかって・・・すべてをインプットして、それを上手く使ったり、対応したりするのは不可能なんやから・・・

単純に、試合場の真ん中で、両手(釣り手と引き手)を持って、真っ直ぐな柔道をしたらええだけのこと

 

今は、その不自由な中で・・・如何に己自身で考えながら・・・如何に己自身の持つ最大限のパフォーマンスを発揮できるんか?

それだけに徹したらええと・・・俺は思ってる

 

(ええように記したら)そのお陰でっちゅうんか?・・・(悪く記したら)何も教えてへんもうてへんからっちゅうんか?

柔道の「テクニック」っちゅう部分は、ほぼ白紙の状態で高校に進学していくもんやから・・・

高校の監督(ここ数年は、柴田高校に進学する子が多いけど)が・・その白紙のキャンバスに、絵を描いてくださる

そしたら・・・彼ら自身が、その絵に色を添え始めるから、その絵は躍動感を持って、素晴らしい作品に成り上がってくる

 

そう・・・

小中学校時代・・・全国大会や東北大会に出場するどころか・・・ローカルの大会でさえ勝ち上がられへんかったような子達が・・・

高校2~3年生にもなったら・・・県大会優勝、東北大会優勝(上位入賞)、インターハイや全国高校選手権でも十分に戦える選手に育っていってくれる

 

余談やけど・・・

昨年・・・SO兄ぃが、愛媛インターハイ(66㎏級)に出場した時のこと

 

ウチは、10年ほど前から・・・毎年、11月に「大家族旅行」と称して、スパリゾートハワイアンズに遊びに行くねんけど・・・

以前(コロナ前)は・・・一応、旅行初日には、福島県や茨城県の道場(数チーム)が集まる合同練習会に参加させてもらってたねんけど・・・

SO兄ぃが、小学校4年生くらいの時・・・福島県の某選手(軽量級)に、手も足も出んとケチョンケチョンにやられたことがあった

(SO兄ぃと同学年の)ヤマト先輩&タケル先輩も、軽く捻られてしもうて・・・かなりの差があることは否めへん、ホンマに強い福島県のチャンピオンの子がおった

 

また・・・

SO兄ぃが、中学生の時やったかな?

軽量級の選手・・・彼もまた強烈(親父さんも強烈)で、関東大会でも上位に入賞するような素晴らしい選手で・・・一本背負い、捨て身の小内なんかを、きれいに合わされて、SO兄ぃがケチョンケチョンにいわされた茨城県の代表選手がおった

 

 

インターハイのトーナメント表を見た時・・・

同じブロックに、その福島県の選手(彼は、埼玉の高校に進学した)と茨城県の選手の名前があった

 

何を云わんとしてんのか?

小中学校時代は・・・遊びが優先(試合よりもBBQ、合同練習会よりもスパリゾートハワイアンズ)、楽しい柔道、笑顔最強説etc・・・そないして過ごしてきたSO兄ぃでも・・・

高校に進学して、監督からいろんなご指導をいただいたり・・・いろんな高校や大学に合同練習に連れて行っていただいたり・・・

ほんで、最後は己の頑張り次第で・・・

小中学校時代に、まったく以て歯が立てへんかった選手たちとも、高校3年生のインターハイの舞台で、同じブロックに名前を連ねることができるようになるんやで!っちゅうこと

 

そんな、リアルな現実があるくらいやから・・・

俺は・・・小中学校時代の彼らの白いキャンバスには、一切絵を描くことはせえへんようにしてるねん

 

 

話を元に戻すけど・・・

週に2回の練習・・・しかも、真剣に取り組んだ実戦練習時間は、1回の練習につき約20分間のみ

そんな環境の中・・・

春先から・・・己自身の「想い」ひとつで、「仲間と行こう!県大会!東北大会!全国大会!」を胸に、頑張ってきた彼ら(中学3年生の連中)やったけど・・・

 

県大会、東北大会が終わった瞬間から・・・彼らから放たれてた「近寄りがたいオーラ」っちゅうんか?・・・「ピリピリ感」っちゅうんか?・・・「怖さ」っちゅうんか?

そんなもんが一切なくなって・・・今は、後輩たちの練習相手(投げられ役)に徹してくれて・・・後輩たちが、彼らにまとわりついとる

 

数か月間に渡って漂ってた、ちょっとした「緊張感」がなくなって・・・最近、道場内の「空気感」が変わった気がする

 

俺は・・・この「空気感」が大好きなんや

今の今まで大騒動やった道場内から、子供たちが帰ったあとの静けさに包まれた道場の「空気感」と似てる気がしてなぁ

 

ただ・・・

この「空気感」が続くのも・・・あと半年

半年経ったら・・・奴らは、新たなステージに向けて、この場所から巣立っていきよる

 

それまでの間・・・この何ものにも代えがたい「空気感」の中・・・

(着々と、ここを巣立っていく準備をしてる)バカ息子たち&可愛い娘たちと、思う存分「大切な時間」を過ごしたいと思う

もちろん・・・

彼ら自身にも、弟や妹たちにも・・・掛け替えのない「大切な時間」を過ごしてもらいたいなって願ってる

 

 

ほんで・・・

彼ら(中学3年生連中)には・・・己の人生の中で、大きな一歩を踏み出す時期やからこそ、足元だけに囚われて「大切なもん」を見失えへんようにしてもらいたいと願う

 

ファミリー、仲間を大切に!

故郷を大切に!

感謝の念を忘れるな!

他人に対する「思いやり」!

脚下照顧!(今この場所に立ててるのは誰のお陰なのか?)

減点法じゃなく加点法で物事を見ろ!

己の行いがすべての結果を招く!

責任を持て!

覚悟を持て!

二度と戻ってけえへん『今』を大切にしろ!

 

We Can Do It!

Yey!!

 

 

先日・・・俺にとって、大切な方が亡くなってしもうた

 

数年前から、病に侵されとったねんけど・・・

さすがに、コロナ禍では伺うこともできへんくて・・・

 

コロナが落ち着き始めてからは・・・何べんか、伺わせてもらえたねんけど・・・

会うたびに、弱っていかれてる姿を見るのが、ものごっつい切なくてなぁ

 

それでも・・・

気丈に「耕太郎、食事に出掛けよう」・・・そない言いながら、おじゃまするたびに食事に連れ出してくれた

 

 

 

 

一報を聞いて・・・お会いしに行ってきた

 

コロナ禍にも・・・俺にとって、大切な方が幾人か亡くなってしもうたねんけど・・・

当然、会いに行けるような状況やなかったし・・・

 

ただ・・・今回は、お会いすることができて、ホンマに良かった

合掌

 

 

 

帰りの道中・・・車を運転しながら、ハンドルを握る自分の手が目に入った

「亡くなってしもうたら・・・魂っちゅうんか?、今考えてる思考っちゅうんか?・・・そう言ったもんは、どないなるんやろう?」

「亡骸っちゅうくらいやから・・・そこに魂はないんやろなぁ?  だから、しゃべることも、動くこともできへんのやろうなぁ?」

「自分の身体すらも・・・借り物っちゅうことか?」

「(自分の手を見ながら)借り物の手に・・・借り物の指輪がついとる」

「今ここにあるもん何一つ・・・あちらの世界には持っていくことはできへんのやなぁ?」

 

そないして・・・当たり前のことを、あらためて考え直してしもうた

 

 

人間は・・・

「欲」があって・・・「執着」があって・・・

「地位」も欲しがるし・・・「名誉」も欲しがる

 

「金」があったら幸せで・・・「金」がなかったら不幸で・・・っていう、二元論も世の中には少なからず存在する

いい高校、いい大学、いい会社に入ったら凄くて・・・そうじゃなかったら凄くない・・・っていう、二元論も存在するんやないんかな?

 

「どこの高校(大学、会社)に行くのか?」よりも・・・

「己自身が何をする(した)のか?」が大事なはずやのに・・・

 

それでも・・・

どうしても・・・他人や世間の価値観と比べてしまいよる

 

ホンマは・・・もっと、足元を見なアカンはずやのになぁ?

 

 

以前に、経営心理学者?の方のコラムを読んだことがあるねんけど・・・

経営者の方が集まったセミナーで、その方が質問を投げかけるみたいやねんけど・・・

 

「今後、会社をどうしていきたいですか?」   「大きくしていきたいです」

「大きくとは?」  「社員を増やしていきたいです」

「社員を増やして、どうしたいんですか?」  「業務内容を拡大していきたいです」

「業務内容を拡大して、どうしたいんですか?」  「売上100億の会社にしたいです」

「売上100億の会社にして、どうしたいんですか?」  「・・・・・・・・・・」

 

・・・・・って、フリーズする経営者の方が少なくないんです

 

売上1000万円の会社より・・・売上100億円の会社の方が凄い

社員2名の会社より・・・社員100名の会社の方が凄い

 

「自分の価値観」と「世の中の価値観」は・・・決して同じやないのに、どうしても「世の中の価値観」に飲み込まれてしまう

 

そないな内容の記事を読んだことがあったけど・・・ものごっつい、頷ける内容やった

 

俺自身も・・・若い頃(30歳代)は、ガムシャラに走ってきた

事業拡大・・・銭儲けetc・・・

 

ホンマは・・・「発心」っちゅうもんが大事なはずやのになぁ?

 

 

せやけど・・・歳を重ねるにつれて(ここ数年は特に)・・・

「生かされてる」この「命」がある間に・・・俺は、いったい何をするべきなんやろか?・・・俺に、いったい何ができるんやろか?

そないな考え方に変わってきた

 

 

今回・・・あらためて思った

「借り物」の身体を借りてる間やからこそ・・・やるべきことがあるんじゃないんか?

 

そんなことを考えながら・・・仙台に帰ってきた

 

We Can Do It!

Yey!!

 

 

最近・・・ホームページのブログの更新をしてへんけど・・・

道場は、ちゃんと運営してるよ

 

OBの先輩方が遊びに来てくれたり・・・試合に参加した内容であったり・・・

日々の出来事に関しては・・・「インスタグラム」で公開してる

 

ぜひ、ご覧下さいませ

 

5月28日・・・(俺のガキの頃からの親友:隆勇の)親父が逝った

 

3年前・・・お母ちゃんが先に逝ってからっちゅうもの・・・

もう一人の『お母ちゃん』-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

親父はいつも・・・

「「オバン、早よ迎えに来てくれよ」って、仏壇に向かって言うんやけど・・オバン、「まだ来たらアカン」っちゅうんやしや」って、話すたびに言うとった

 

コロナの真っ只中やったから・・・なかなか、大阪に帰ることができへんかったけど・・・

お母ちゃんが逝ってからっちゅうもの・・・俺は、ちょくちょく親父に電話をしとった

(もしかしたら・・・ホンマの親父やお母ちゃんに連絡するよりも、親父に連絡する方が多かったかも知れへん?)

 

 

昨年9月・・・

コロナも、ちょっとずつ下火になってきて・・・やっと(3年9ヶ月振りに)大阪に帰ることができて・・・

お母ちゃんに、不義理を通したまま(葬儀にも参列できんと)やった俺は・・・真っ先に、お母ちゃんに手を合わしにいかせてもらった

 

その時、親父・・・メッチャ泣いとった

「耕太郎・・・いつも気に掛けてくれて、ありがとうな  すまんのぉ  オバンも喜んでら  ありがとうな  ホンマに、ありがとうな」って、俺の手を握りながら、メチャメチャ涙を流してた

 

俺自身も・・・

お母ちゃんには・・・もう、もちろん会われへんし・・・

もしかしたら・・・

親父にも、(コロナもあったから)もう会われへんかも?って、ずっと思ってたから・・・親父の顔とお母ちゃんの遺影を見て、涙が止まれへんかったのを覚えてる

 

 

10年程前は・・・

大阪に帰省して、親父とお母ちゃんに会いに行くたびに・・・

帰り際に、「耕太郎・・・気に掛けてくれて、ありがとうな」って・・・そない言うてくれる親父に対して・・・

「親父っさん、もう言うてる間に死ぬかも知れへんし・・・帰ってきた時くらい会っとかんと、俺、後悔して寝付き悪なるやん?  せやから・・・死ぬ前に、顔見に来ただけや!」

 

そないな、憎まれ口を叩くくせに・・・

「ありがとう! 親父! お母ちゃん! いつまでも、ここで元気で暮らしててな」っていう・・・そんな「願い」と「感謝の念」を心に抱きながら・・・

いつも、玄関のドアを閉めた後・・・親父とお母ちゃんに気付かれへんように、深々と頭を下げさせてもらってた

 

 

 

今年の2月にも・・・大阪に帰省することができて、親父に会いに行ったんやけど・・・

その時・・・

「GWに、また来るから・・・親父っさん、元気でおってくれよ」

そない言うた俺に・・・

「オバン、まだ迎えに来てくれへんし・・・「もうちょっと、そっち(現世)で、若い頃の悪さを反省して苦しめ!」って、言うてるんやろうから・・・もうちょっと、頑張るよ」って・・・

そない返してくれとった

 

それが・・・

親父と話した、最後の会話になった

 

 

今年のGW・・・時間の都合がつかへんくて、大阪に帰ることができへんかった

 

「親父に、「GW、帰られへんねん」って、連絡せなアカンなぁ」って、思っててんけど・・・

いろんな事案が舞い込んできたり・・・忙しい日々に追いやられてしもうて・・・連絡ができてへんまま、時間は過ぎていった

 

そんな矢先・・・隆勇からLINEが届いた

 

・・・・・涙が止まれへんかった

 

 

 

俺には・・・「大切な人」っていう位置づけの人が多くおる

 

人間・・・人と出会ったら・・・

少なからず、影響を受けることはあるし・・・学ばされることも多々ある

 

ある意味では・・・

「こいつ、ホンマにアホやな!?」って思わされるような奴でも・・・

「こんなアホには、絶対に成り下がらんとこう!」って、思うことができるんやから・・・俺は、人と人との「出会い」っちゅうもんに、マイナスはないと考えてる

 

 

せやけど、そんな中でも・・・

自分の人生観に、大きな影響を与えてくれた人が多くおる

 

親父っさんもそうやし・・・お母ちゃんもそう・・・

圭吾兄ぃや・・・

『一期一会』-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

筋野トレーナー・・・

『師匠』が残してくれたもの・・・-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

今井次長・・・

できへんかった「恩返し」-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

ふくをさん(福さん)・・・

『脚下照顧』-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

愛子整形外科の安先生・・・

『必然』19(プライドを捨ててこそ)-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

 

もちろん・・・

親父っさんとお母ちゃんからしたら・・・俺は、隆勇の友達の一人に過ぎへんやろうし・・・

筋野トレーナーからしても・・・俺は、大勢おる弟子の一人に過ぎへん

今井次長からしても・・・俺は、多くの部下の中の一人であって・・・

安先生からしても・・・大勢おる職員の中の一人に過ぎへん

圭吾兄ぃからしても・・・ふくをさんからしても・・・きっと俺は、大勢の中の一人にしか過ぎへんのやろうけど・・・

 

せやけど・・・

俺の中では・・・ものごっつい「大切な人」やねん

 

 

例えば・・・

人と出会っても・・・

その人の表面しか見ぃひんかったら・・・学ぶことなんか何一つあれへんし・・・

聞く耳を持てへんかったら・・・素晴らしい教えも、ただの戯言に過ぎへんくなってしまう

己の浅ましさを優先して、物事からケツを捲ってしもうたら・・・その位置から前に進めんと成長すらできよらへん

 

その人の言葉を、額面上でしか聞こうとせえへんかったり・・・

その人の行動を、表面上でしか見ようとせえへんかったり・・・

他人からの入れ知恵で、最初っから色眼鏡で覗き込んでみたり・・・

己の非を認めることなく、すべてを他人のせいにしてみたり・・・

己のプライドや浅ましさを捨て切れんと、己自身を正当化してみたり・・・

 

そんな「くだらん」沼の中から、引き上げてくれるのが・・・人との「出会い」なんやと、俺は思ってる

 

『一期一会』

俺は、今までの人生で・・・いろんな人たちから、それらを身を以て学ばせていただいたように感じてる

 

※『一期一会』

一生に一度だけの機会

生涯に一度限りであること

生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念する意

もと茶道の心得を表した語で、どの茶会でも一生に一度のものと心得て、主客ともに誠意を尽くすべきことをいう

 

 

俺自身、歳を重ねていくたびに・・・

「大切な人」が・・・一人、また一人って、この世を去っていく

 

寂しいけど・・・

これは・・・真理なんやから仕方がない

 

最近・・・

いろんな物事に直面するたびに・・・「大切な人」たちのことを思い出す

 

形はどうあれ・・・

ふくをさんが・・・俺に、よう言うてくれとった

「思い出してあげることが、一番の供養なんだど」って

 

思い出すのは・・・

きっと・・・俺の周りに、俺自身を戒めてくれる人がおらんからなんやろうな?

思い出しながら・・・

俺は・・・己自身で、己のことを戒めてる

 

 

 

人生は誰にとっても、ほんのわずかな時間やと・・・俺は思う

 

人間五十年 下天の内を比ぶれば 夢幻の如くなり

一度生を享け 滅せぬもののあるべきか

 

死のうは一定

しのび草には何をしよぞ

一定かたりをこすのよ

 

露と落ち 露と消えにし 我が身かな

難波のことは夢のまた夢

 

 

親父が、よう言うとった

「俺の人生・・・ええ人生やった!  ホンマに、ええ人生やった!」」って

 

 

ありがとう! 親父!

いつも温かく、俺を迎え入れてくれて・・・

いろんなことを、俺に教えてくれて・・・

大切な場所(悪さしてた頃・・・隆勇の家がたまり場で、昼間やろうが、夜中やろうが、お構いなしに騒ぎまくってた)を、俺らに提供してくれて・・・

~前のブログ(もう一人の『お母ちゃん』)から引用~

親父っさんは、結構、友達を大事にする人やったらしいんやけど(隆勇も、そうやからな)・・・

親父っさんがお母ちゃんと結婚する時?に・・・「絶対に、俺の友達だけは絶対に大事にしてくれ!」って、お母ちゃんは親父っさんから頼まれたらしいねん

親父が50年以上前に、お母ちゃんに送った、その内容が書かれた手紙(お母ちゃんの遺品の中から出てきたねんて  お母ちゃん、大事に大事に持っとったんやろなぁ)を、俺と明美さんに読ませてくれて・・・

 

ほんで・・・

俺みたいなアホを・・・いつも認めてくれて・・・

 

 

心よりご冥福をお祈りいたします

合掌

 

 

We Can Do It!

Yey!!

 

6月11日(日)・・・宮城県立武道館に於いて、中総体の仙台市予選が開催された

 

今回は・・・

YUTAKA(中3)のことを記させてもらおうと思う

『心』の進化を遂げる瞬間-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

YUTAKAとは・・・今から9年前、年長さんの時に出会った

当初は・・・柔道が嫌やったんやろなぁ?

しょっちゅう、マサキちゃん(お母さん)に「柔道に行きたくない」って訴えとったみたい

 

せやけど、俺は・・・

「どんなに嫌がっても・・・とにかく、道場に連れてきてくれたらええから」って、マサキちゃんに伝えた

 

マサキちゃんも、マサキちゃんで・・・YUTAKAから「行きたくない」っていう訴えがあっても、休ませることなく毎回の練習に、ちゃんと連れてきてくれた

 

赤帯巻いて・・・泣きべそかいて・・・人前では泣いてしもうて、しゃべることもできへんかった・・・YUTAKA

 

そんなYUTAKAも・・・もう中学3年生

いつからなんか?・・・下の子達の面倒は、率先して見てくれるし・・・困ってる者がおったら、手を貸してあげるし・・・礼儀正しく、真面目で一生懸命で・・・

誰が見ても、文句なし素晴らしい少年に成長してくれた

 

いつも、俺・・・

冗談半分で、マサキちゃんに伝える

「YUTAKA・・・すごい子やなぁ  マサキちゃんの子やと思われへんな!?」って(笑)

 

 

そんな、YUTAKAは・・・

今回・・・最後の中総体に挑んだ

 

 

【73㎏級】

1回戦は・・・シード

2回戦からの出場やった

 

2回戦、試合開始早々から・・・

ちっちゃい時から指導させてもらった「払い腰」で攻め続ける・・・YUTAKA

相手は・・・その「払い腰」に合わせて抱き着いて、後ろへ返すことを狙ってる

その攻防が・・・何べんか続いた

 

危うく返されそうになる場面もあったけど・・・それでも、YUTAKAは攻め続ける

 

相手は・・・自分から攻めることは限りなく少なく、返し技を狙って待つ展開やったから・・・「指導」

さらに・・・「指導」

 

そんな、試合展開で迎えた・・・試合終盤

残り試合時間14秒で・・・「待て」がかかった

 

このまま、14秒間、上手く凌いだ(逃げ切った)ら・・・「指導2」で、YUTAKAの勝ちや

 

その「待て」の僅かな間に・・・俺は迷った

 

「YUTAKA・・・もう「払い腰」は撃つな! 上手く凌げ(逃げろ)!」

 

そない言うべきか?

それとも・・・最後まで攻めさせるべきか?

 

 

結局・・・

俺はその言葉を伝えることをせんかった

 

奴のことやから・・・自ら守りに入ることは、きっとせえへん

最後の最後まで、攻めの姿勢で「払い腰」を撃ち続けるはずや

 

 

試合時間、残り1秒

 

YUTAKAが、最後に撃った「払い腰」・・・ドンピシャで、返し技を合わされた

・・・・・・・

一本負け・・・やった

 

彼の夏・・・

ほんで・・・俺の息子として、いっしょに戦う最後の大会が終わってしもうた

 

 

 

「上手く凌げ!」

そないアドバイスしてでも、勝たせてやるべきやったんか?・・・勝たせて、県大会に出場させてやるべきやったんか?

 

せやけど・・・

もし、仮に・・・上手く凌いでる間に、相手の技に上手く嵌ってしまって負けたとしたら???

「逃げたから負けた」

「攻めへんかったから負けた」

彼の心に、そないな想いを背負わせたままになってしまうんやないやろうか?

 

何もかもが、後の祭やけど・・・

そんな葛藤が、俺の心の中を堂々巡りしとった

 

 

私事やけど・・・

俺自身も、現役の頃・・・思いっきり攻め続けた(勝っても負けても、自分自身で納得した)試合に関しては、あんまり記憶には残ってへんねん

 

せやけど・・・

逃げ腰で負けた試合・・・守って手に入れた勝ち星etc・・・

そんな試合っちゅうのは・・・未だに、心のどっかでくすぶってる

 

きっと・・・自分自身に後悔してるからなんやろな?

 

もちろん・・・

その後悔が、大人になった今現在・・・「二度と同じ過ちをを繰り返す訳にはいかん」っていう後ろ盾になって、人生を歩めてるのも事実やけど・・・

 

せやけど・・・

彼は、まだ中学生

常々、「柔道を通じて大切なことを学んでほしい!」を、コンセプトに掲げてる俺の方針からしたら・・・最後の最後まで、攻め続ける姿勢を学んでもらいたい

そない考えるが故・・・

最後まで、攻めの姿勢を貫いてもらうことの方が良かったって・・・俺自身、そないな結論に至ってる

 

 

いずれにしても・・・「正解」なんかあれへん

 

ただ・・・

彼が、ちっちゃい時から、ずっと伝え続けてきた言葉

 

「思いっきり攻めて、返されて負けたんやったら、それは「負け」じゃない!」

「次につながる戦い方をせえ!」

 

思いっきり攻める・・・

次(将来)につながる・・・

 

そう・・・

俺は・・・「柔道を通じて大切なことを学んでほしい」

そない願って・・・今日まで、ずっと彼と接してきた

 

せやから・・・

今回の判断が・・・YUTAKAのこの先の将来のどっかで、いずれ点と点が線で結ばれる時が来てくれることを信じようと思う

 

 

彼自身・・・

年長さんから始めた・・・柔道

年長さんから通い始めた・・・北岡道場

年長さんから付き合い始めた・・・北岡の親父

 

YUTAKA!

何でもかまへん

1%でもかまへん

柔道を通じて、「大切な何か」を得ることはできましたか?

 

 

9年間・・・ずっと同じ言葉を云うてきたけど・・・

今回も同じ言葉を云うわ

 

「よう頑張ったな!」

 

 

大好きやぞ! YUTAKA!

その想いは・・・9年前から、何も変わってへんで

 

We Can Do It!

Yey!!

前回の記事に続いて・・・・・

『絆』・・・大切な息子&娘-熱血!北岡道場 仙台の子供柔道教室 (kitaoka-dojo.com)

 

まず・・・一旦、日にちを遡って・・・

5月27日(土)・・・RITO(新潟食糧農業大学3年)が、翌日に開催される「国体 宮城県予選」に出場するために帰仙したついでに、道場に汗を流しに来てくれた

 

彼も・・・帰仙するたびに、挨拶に来てくれるし、道場に遊びにも来てくれる

 

RITOが子供の頃・・・

先般記した、煌と同じように・・・

熱くなって、いっしょに笑って、いっしょに泣いて、時の叱って、ゲンコツ落として(もちろん、今はコンプライアンス的にNGやけど)・・・

たくさんの感動をもらって、思いっきり抱きしめて・・・道場を卒業していく時は、ものごっつい寂しくて・・・

 

そんな彼も・・・もう大学3年生

帰ってくるたびに、成長してる姿を見せてもらえるのが、何よりも嬉しく感じる

 

ありがとう! RITO!

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「中総体 名取市予選」が終わった後・・・

SO兄ぃが出場する、「国体 宮城県予選」の応援のために・・・急いで、県立武道館に向かった

 

向かってる途中・・・

分かれて会場に行ってくれてた、悠葉先生から連絡が来た

「SO・・・準決勝で負けた」って

 

結局・・・試合は終わってしもうたんやけど・・・

SO兄ぃを抱きしめるために・・・そのまま、県立武道館に向かった

 

 

会場に着いて・・・

SO兄ぃに会って・・・「お疲れさん」って言いながら、彼を抱きしめた

 

 

そんなことをしてたら・・・

向こうから・・・EIMI(26歳:東北高校卒業)が、ニコニコしながら近づいてきた

ほんで・・・

その後ろから・・・SATOMI(24歳:青森山田高校卒業)とTERUMI(仙台大学3年)が・・・

「北岡先生っ~♥」って、ニコニコしながら近づいてきた

 

(もちろん、3人共と握手とハグ

あの年齢の娘たちが・・・嫌がることもなく(ホンマは、爺さんとハグすんの嫌なんかな?)、ハグしてくれることにさえも嬉しさを感じる・・・52歳のお爺ちゃん(笑))

 

高橋三姉妹(実際には、四姉妹なんやけど・・・四女は柔道をせえへんかったから、俺の娘は三姉妹だけ)やった

 

 

彼女たちが、子供の頃・・・彼女たちとも、いろんな場所で、真剣な眼ン玉でいっしょに戦った

いっしょに戦いもしたし・・・普段の生活の中(道場)でも、真剣な眼ン玉で、泣いて、笑って、怒って・・・彼女たちとも、しっかりとした『絆』を築き上げることができたように、俺は感じてる

 

EIMIは・・・中学卒業まで、北岡道場で楽しみながら柔道を続けて・・・その後、悠葉先生の後を追って東北高校に進学して、佐藤明代監督の下、人生勉強をしてきた娘

SATOMIは・・・小学校卒業と同時に、青森山田中学~青森山田高校っていう、ハイレベルな中で柔道をしてきた娘

TERUMIは・・・小学校卒業と同時に、柔道を突き詰める選択をして・・・親元を離れて、埼玉県の強豪「東松山中学」に進学した

その後は・・・EIMIの後を追って、東北高校へ進学し・・・

大学生(仙台大学3年)である現在は・・・昨年の63㎏級の東北学生チャンピオンであり・・・講道館杯にも出場・・・また、その階級の選手にして「皇后杯」にまで出場するような選手になってる

 

 

そんな彼女たちは・・・「北岡道場」を卒業した後・・・

言葉では言い表されへんくらいの悲しい出来事に見舞われた

 

その時も・・・

俺は・・・いち早く、その場に駆けつけて・・・3人を、いっしょに外に連れ出して・・・

「我慢せんでもええから、思いっきり泣け」って言いながら、3人をいっぺんに抱きしめて、声を上げていっしょに泣いた

 

 

そんな・・・楽しいことや辛いこと、しんどいことやオモロイこと・・・

それらを・・・「これでもかっ!」って、共有してきたからこそ・・・

彼女たちとも・・・(RITOや他の卒業生と同様に)目には見えへん・・・ほんで、切っても切られへん・・・そんな『絆』でつながってられるんではないんかな?って、俺は思ってる

 

 

午前中・・・

煌の試合(中総体)を観戦して、感じた「想い」を抱いたまま・・・武道館で彼女たちに会って・・・俺自身、切実に感じたことは・・・

「やっぱり、俺らは・・・この3年間(コロナ騒動)で、「大切なもん」を忘れてしまってるんやないか?」っていうことに他ならへんかった

 

 

RITOにしても・・・SO兄ぃにしても・・・

承之介にしても・・・沙季にしても・・・

正也にしても・・・唯斗にしても・・・

晃にしても・・・恭太にしても・・・

啓太にしても・・・YAMATOにしても・・・

EIMIにしても・・・樹梨にしても・・・

(ゴメン、全員の名前を書かれへんくて・・・)

 

道場に帰ってきてくれた時・・・何故に、彼らをあんなに「誇らしく」感じることができるんか?

 

それは・・・

「強い(強かった)から・・・」なんていう・・・安っぽいもんでは、決してあれへん

 

試合「も」・・・

練習「も」・・・

遊び「も」・・・

真剣に・・・俺や仲間と向き合って・・・

一生懸命に・・・「思いやり」を持って・・・

思いっきり・・・いっしょに泣いて、笑って、怒って、ド突いてきたからに他なれへん

 

 

俺自身・・・

卒業生たちを・・・あんなに「誇らしく」思える

周りからも・・・

卒業生たちを・・・あんなに「誇らしく」、ほんで「格好よく」感じてもらえる

 

きっと・・・

彼ら(卒業生)の親御さんたちも・・・彼らを見て、(我が子ではあるけど)「誇らしく」感じてることと思う

 

それは・・・

彼らが、子供の頃・・・「この場所」で、何事に対しても、精一杯駆け抜けてきたからとちゃうんかな?

もちろん・・・

彼ら自身にも、その自負があるから・・・胸を張って「この場所」に帰ってこれるんやろうし・・・

 

いずれにしても・・・

あんなに、真っ直ぐでキラキラした目をした青年たち・・・なかなか、おれへんで

 

 

それらの「方程式」を、知ってるが故・・・

今、道場に在籍してる子供達も・・・誰からも、そない思ってもらえるような・・・

ほんで・・・

親御さんたち自身も・・・我が子を見て、そない思えるような・・・

そんな素晴らしい青年に育ってもらえたらなぁって・・・俺自身、そない願って止まん

 

We Can Do It!

Yey!!

 

 

 

コロナ感染症が5類に位置付けされて、試合観戦の制限などがなくなったからなんか?・・・毎週末、柔道関係で出掛けてる気がする

 

5月21日(日)は・・・柔道の大会のハシゴやった

 

AM10:30~

名取市中総体柔道競技(宮城県中総体 名取市予選)に出場する、「桐澤 煌」の応援で・・・名取一中へ

到着したら・・・もう既に、道場生10数名が応援に駆けつけてくれとった

 

昨年は・・・コロナの関係で、選手の保護者のみしか入場することができへんかったから・・・

煌は・・・まったくのアウェイ(煌以外は、すべて名取一中の生徒さんたち)の中で戦わなアカンかったみたいやねんけど・・・

今年は・・・道場生10数名、また道場生の父兄およびコーチ(REN兄ぃ)・・・ほんで、ガラの悪い関西弁のオッサン1名・・・20名以上の応援団がおる、ホーム感満載の中での戦いになった

 

 

結果は・・・

試合時間内に、抑え込まれてしもうて・・・「もうアカンかな?」って、皆が諦めかけた中・・・19秒で脱出

「技あり」を奪われた

 

その時点で・・・試合時間は、残り20秒足らず

玉砕覚悟で前に出て、試合時間終了数秒前・・・一瞬の隙を見て、「技あり」を取り返した

 

お互いイーブンで・・・ゴールデンスコアに突入

 

ここからが、すごかった

 

結局・・・どっちも譲ることなく、ゴールデンスコア10分以上が経過

お互いフラフラの中・・・両選手とも、気力で戦ってたと思う

 

そんな中・・・相手の選手の内股が上手く嵌って、「技あり」を奪われて負けてしもうた

 

相手選手の中学校の仲間やご父兄の方々は・・・勝ったことで、大盛り上がり

せやけど・・・

俺らも、煌の大健闘・・・ほんで、相手選手への敬意をはらって、大きな拍手を送らせてもらった

 

66㎏級に出場した煌は・・・参加人数が少なくて(階級にもよるけど)、その試合が県大会出場枠決定戦やってんけど・・・結局、県大会への切符を手にすることは出来へんかった

 

 

せやけど、今回・・・

俺を含めて、その場にいた道場生、父兄達は皆・・・『目には見えへん「力」』っちゅうもんを、あからさまに見せつけられた

 

 

煌の最大の武器は・・・野村忠宏選手のような、相手の股の中に飛び込んで投げる、低い「背負い投げ」

躊躇なく飛び込んだ時の破壊力たるや・・・それはそれは、現役の頃「背負い投げ」の選手やった俺自身、惚れ惚れするくらいのもんを持ってる

そう・・・「躊躇なく」飛び込んだ時・・・にはな

 

ただ・・・あの年齢の少年が、大切な試合で躊躇なく飛び込むことっちゅうことは、非常に難しい

小中学生には、少年規定っちゅうもんがあって・・・「背負い投げ」の両膝には、非常に厳しいルールがあるからな

 

せやから・・・

勝ちたいと思えば思うほど・・・両膝指導を取られたくないが故、思いっきり「背負い投げ」に飛び込みたい気持ちとは裏腹に・・・己自身で、飛び込む距離を無意識に制御してしまいよる

 

そないなったら・・・

中途半端な「背負い投げ」になってしまうから、当然破壊力は半減してしまう

逆に、俺に背中を押されて、躊躇なく飛び込んだ時には・・・

破壊力は抜群で、相手をきれいに投げることはできるけど、確実に両膝指導を取られてしまう

 

SO兄ぃ(現:仙台大学1年)も・・・小中学生の頃には、そのルールに泣かされ続けてきたけど・・・

煌も・・・SO兄ぃと同じような「背負い投げ」を撃つ以上(まぁ、北岡道場の「背負い投げ」の選手(承之介、紳太郎(共に柴田高校3年)など)は、皆同じ背負い投げを撃つねんけど)・・・きれいに「一本」で投げたのにもかかわらず、「一本取り消し~両膝指導」に泣かされ続けてきた

 

せやから・・・

今回、俺は・・・煌に、あえて「背負い投げ」を封印して戦うことを指示した

 

奴自身・・・「どうしても、今の中3連中(YAMATO、ヒロト、子地蔵、一颯、優、リオン、楓果)といっしょに、県大会の舞台に立ちたい」っていう願望が強かったみたいやから・・・

 

普段やったら・・・

「「背負い投げ」で、3回投げて・・・3回指導もらって、堂々と反則負けしてこい!  「お前の「背負い投げ」が、どれだけのもんか?」を見せつけたれ!  お前が結果を出すのは、「今」じゃない!  高校に行ったら・・・自ずと、その「背負い投げ」で結果はついてくるんやから!」っていうて、送り出すねんけど・・・

(余談やけど・・・SO兄ぃにも、承之介や紳太郎が、小中学生時代にも・・・同じことを言うて、送り出してきたよ)

今回は・・・あえて「背負い投げ」を封印して・・・「袖釣り込み腰」と「足技」だけで戦うよう、畳の上に送り出した

 

 

そんな窮屈な中・・・煌は、よう戦ってきたと思う

もちろん・・・

普段から・・・人一倍寡黙に、ほんで一生懸命取り組む子やから・・・素晴らしいポテンシャルは持ってるのは事実やねんやけど・・・

 

せやけど、今回・・・

煌自身の持つポテンシャル以上の戦いをしてきたことは・・・その場にいた、皆が感じたことやったに違いないと思う

 

俺自身も切実に感じたことやけど・・・

煌の持つポテンシャル以上のものを引き出したのは・・・間違いなく「仲間」「ファミリー」の声援やったっていうても、過言やなかったと思う

 

俺自身も・・・かなり熱くなったし・・・「悔しさ」と「感動」に、涙を堪えることができへんくて・・・久しぶりに、泣かせてもらったよ

 

 

俺らは、3年間のコロナ騒動で・・・「大切なもん」を、失ってたんかも知れへん

もちろん・・・

俺らだけではなく・・・世の中の全員が、そうやったんやろうけど・・・

 

ほんなら・・・

俺ら(北岡ファミリー)にとっての「大切なもん」って・・・一体なんや???

 

それは・・・

試合に向けて死に物狂いで練習することや・・・大切な試合に勝利することでは決してなく・・・

きっと・・・

「仲間」を思いやる、友達とかっていう域を超越した「想い」

ほんで・・・

その「仲間」の「想い」に応える、己のポテンシャル以上の「火事場のクソ力」

 

ひと言で言うてしもうたら・・・呆気なく終わってしまう言葉やけど・・・『絆』

目には見えへん『絆』っちゅうもんが・・・それらを極限まで、いや、極限以上に引き出すんやないんやろか?

 

その場にいた者たちは・・・

間違いなく、その素晴らしい空気感を、肌で感じたんとちゃうんかな?って・・・俺は、そない感じた

 

 

「仲間」がおるから・・・頑張れるし・・・

「仲間」がおるから・・・楽しいことは、倍増するし・・・

「仲間」がおるから・・・辛いことは、半減する

大人も子供も、関係あれへん

 

同じ『志』を持った時・・・

同じ「楽しみ」を持った時・・・

同じ「哀しみ」を持った時・・・

そこには・・・目には見えへん『絆』が生まれる

 

ほんで・・・

その『絆』を壊したくないと思えば思うほど・・・人は、己の背中に「責任」っちゅうもんを背負う

だからこそ・・・『ファミリー』なんやないんかな?って、俺は思う

 

 

小さな事案でも・・・「ファミリー」として受け止めて、「ファミリー」みんなで解決する

大きな事案でも・・・「ファミリー」みんなで分散したら、大したことでなくなる

 

コロナの3年間で・・・薄れてたんか?・・・それとも、忘れてたんか?

俺は、子供達や父兄たちに・・・その「大切なもん」を、17年前(道場設立当初)から求め続けて、伝え続けてきたはずやのに・・・

 

 

数年前(道場が崩壊しかかった後・・・有っちゃんや姐さん、和道っちゃん、紀ちゃん、直ちゃん、順ちゃん、知ちゃん、優子さん、景ちゃん、祐三ちゃん、まき助さんたちに支えられて、復活の狼煙を挙げてから)・・・

道場の父兄達みんなで手をつないで、大きな大きな輪を作って・・・その大きな大きな輪の中で、子供たちはのびのびと「大切なもの」を学んでくれてたように感じる

 

せやけど・・・

コロナ騒動やったからなんか?・・・それとも、時代や時間の流れなんか?・・・

その大きな輪は、年々、小さく小さくなっていってしまってるように感じるのは、果たして俺だけんやろうか?

 

 

父兄達が手をつないで作る大きな輪の中から・・・時に、はみ出そうとしていく子が、たとえおったとしても・・・

手をつないで、ガッチリ固めてる以上・・・その「輪」の中から、出ていくことはできへん

父兄や仲間みんなが、それを許してはくれへんから・・・

 

どういう意味か?っていうたら・・・

要するに・・・

大人みんなで・・・「子供たちに目配りをしよう!」っちゅこと

大人みんなで・・・「子育てをしよう!」っちゅうこと

 

大人かって・・・一人の力では、できることは限られてる

せやけど・・・

皆で「子育て」、皆で「目配り」ができたなら・・・

これからを担う子供たち全員を・・・もっと大きな「愛情」で、包んでやれるんやないやろうか?

これからを担う子供たち全員に・・・目には見えへん「大切なもん」を、身を以て伝えてやることができるんやないやろうか?

俺は・・・そない信じて止まん

 

 

話を元に戻すけど・・・

世の中には、あんまり転がってへん・・・その『絆』っちゅうもんを、身を以て感じた時・・・

子供も(大人も)・・・もう、それを知る(感じる)前には戻られへん

 

おまけに・・・

子供たち自身は・・・それを感じることで、限りない「成長」を遂げる

 

その「成長」は・・・きっと、感じた者にしか理解できへんもんなんじゃないんかな?って、俺は思う

 

逆に・・・「成長」し過ぎるが故・・・一見、親や俺(先生)を置き去りにしていってしまうように見えるけど・・・

「感謝の念」を、心の中いっぱいに詰め込んでる彼らは・・・どこの世界に行っても、同じ『絆』(ネットワーク)を作ることに違いない

 

それが・・・俺らに対しての、彼らからの最大の「恩返し」なんやと・・・俺は思ってる

 

親や俺(先生)らは・・・

そんな彼らの「成長」を・・・目を細めて、微笑みながら見ることができたなら・・・

それこそが・・・目には見えへん、何ものにも代えられへん『幸せ』なんとちゃうんやろか?

 

We Can Do It!

Yey!!

 

 

 

 

 

5月14日(日)・・・宮城県立武道館に於いて、「全日本ジュニア柔道体重別選手権大会 宮城県予選」が開催された

 

ウチの次男坊(SO兄ぃ)が出場させていただいとったから・・・応援に行ってきた

もちろん、ウチの道場の卒業生(高校生)たちも数名出場しとったし、熱い戦いを見せてもらってきた

 

 

今春から、仙台大学に進学して、南條充寿監督にお世話になってる・・・SO兄ぃ

 

大学に進学するにあたって・・・大学の近所で生活をしてもらってる

実際には・・・高校3年間、柴田高校に通学してた距離と、ほとんど変われへんねんけど・・・俺は彼に、いろんなことを学んでもらうべく、親元を離れて生活してもらうことを望んだ

(基本的に・・・ウチは、15歳になったら家を出て行ってもらう方向で育ててきてるんやけど・・・彼の場合は、縁があって、柴田高校の狩野先生にお世話になることになったから、18歳まで自宅で過ごすことになった)

 

 

3月下旬・・・家を出ていく時に・・・

「近くに家があると思うな! 夏まで帰ってくるな! それまで、「己」を磨いてこい!」・・・そない言うて、彼を送り出した

 

ホンマは、俺が一番寂しいし、一番会いたいねんけど(苦笑)・・・

「自分の世界を築いてもらいたい」っていう切なる願いを込めて・・・長男(REN兄ぃ)の時(中学卒業時)も、今回(SO兄ぃの時)も、そないして彼らを送り出した

 

 

今回・・・

たまたま、大会があって・・・(コロナの件も落ち着いて)応援にも行けるっちゅうことやったから、1ヶ月半ぶりに彼に会えた

 

ひと言で言うたら・・・親として「安心した」

 

いっしょに暮してた時に、ずっと目を配ってきたから・・・良くも悪くも、彼が纏ってるオーラで、ある程度のことは分かるつもりでおる

せやから・・・

柔道に関しても然り・・・

大学生活に関しても然り・・・

私生活にしても然り・・・

きっと、充実した日々を過ごしてるんやろうなぁ?ってことが・・・彼から伝わってきた

 

ギラギラした眼じゃなく・・・キラキラした眼をして、穏やかでええ顔になっとった

俺は・・・それが、何よりも嬉しかった

 

 

我が子と共に過ごす時間っちゅうのは・・・ホンマに限られてる

その時間は・・・無限にあるんではなく、「有限」

それは・・・「真理」っていうても、過言ではないんかも知れへん

 

それならば・・・

共に過ごせる、限られた時間の中で・・・「『何』を伝えてやれるんか?」っちゅうことになってくる

 

各家庭によって、何を伝えるんか?は・・・それぞれ違うんやろうけど・・・

せやけど・・・とどのつまりは・・・

己自身しか・・・己を助けてくれへんし

己自身しか・・・己を奮い立たせてくれへん

究極なことをいうたら・・・

己自身しか・・・己自身を助けてくれることはない

 

せやからこそ・・・

いっしょに過ごせてる間に、「『何』を伝えてやれるんか?」

そう・・・『何』を???

 

 

普通っちゅう言い方をしたら、語弊があるけど・・・

順番でいうたら、俺(親)は彼ら(我が子たち)よりも先に死ぬ

 

せやからこそ・・・

彼ら(我が子たち)に、大切な『何』かを伝えてやりたい

彼らに、「将来、どんな人間になってもらいたいのか?」っちゅうことを、最重要課題として子育てをしてきた

 

 

「どこ(の高校、の大学、の会社)に行くんか?」

・・・・・よりも・・・

「己自身が、何をする(した)んか?」

 

「どこ(の大学や会社、職業)に在籍するんか?」

・・・・・よりも・・・

「どんな「人間」になるんか?」

 

医師にならんでも・・・人を救うことはできる

弁護士にならんでも・・・人の役に立つことはでてる

ちっちゃな商店であっても・・・

近郊外の大型ショッピングモールに行く術のない、近所のお婆ちゃんが買い物に来れるっちゅうことだけで・・・

そのお婆ちゃんの役に立ててることに他ならん

 

人間がやることに・・・

「大きい」も、「小さい」もない

「すごい」も、「すごくない」もない

 

この世界は・・・

「目に見えるもん」よりも・・・

「目には見えへんもん」の方が、大切なものは断然多い

 

ただ・・・

そこを履き違えて、誤ったものの見方をする人は少なくはない

 

 

今回、SO兄ぃに会って・・・

彼が、その「答え」に、ちょっとだけ近づこうとしてたことが見え隠れしてたことに・・・親として、心から安心した

 

 

 

ちなみに・・・

大会の結果は???・・・っちゅうたら・・・

準決勝で、同じ大学の3年生の先輩に、「指導」の差で敗退してしもうて、東北大会にコマを進めることは出来へんかった

 

せやけど・・・

これも、いつからか?・・・俺自身が思ってることなんやねんけど・・・

 

「優勝」する者は・・・その大会で、たった一人

せやけど・・・

高校柔道や大学柔道っていう、ホンマの勝負の世界に身を置いた時にでも・・・

応援してくれてる親に対して、感謝の気持ちを忘れることなく、上を目指して、日々一生懸命頑張ってる「我が子」は・・・俺にとって、この世でたった一人

 

これは・・・決して、負け惜しみではない

 

実際に、俺自身も大学時代・・・自分の置かれてる環境に胡坐をかいて、周りの方々に対する感謝の念を忘れて・・・

大切なことを見失ってしまってる同級生や先輩、後輩をぎょうさん見てきた

 

きっと、今の時代にも・・・

物事を途中で投げ出してしまったり・・・

自分の目標を諦めてしまってたり・・・

足元を見失ってしまってる子は少なくないと思う

 

如何なる時も、周りに対する「感謝」の念を忘れず・・・

己の足元を、見失うことなく(脚下照顧)・・・

自分の隣にいる人を、何よりも大切にして・・・

そういう人になってもらいたいと、心から願ってきた

 

せやから・・・

あの場所に、そんな「我が子」が存在してくれることが、俺ら夫婦にとっては何よりも嬉しかった

 

 

俺らは・・・

何事に対してでも・・・我が子を心の底から信じてる

 

これは・・・

(自分のことを、良いとか、悪いとか言ってるんではなく)

簡単なようで・・・実は、ものごっつい難しいことやと思う

 

 

以前に・・・

「私は、自分の子供を全身全霊で信じてますから!」

・・・っていう言葉を、小学校低学年の子の親御さんから、強い口調で聞かされたことがあった

 

せやけど・・・

その親御さんの言葉とは裏腹に・・・

その小学校低学年の子は・・・子供の域を超えてるな?っていうような嘘を、平気な顔で親についてるっていう現実を、俺は目の当たりにした

 

親の圧力が強すぎるんか?

親の期待が大きすぎるんか?

 

そんな環境の中におる子たちは・・・

親がおらん時には、一生懸命取り組まへんかったり・・・

自分より立場の弱い者に対して、軽々しく蔑んだ言葉を吐き出してみたり・・・

親の前で、ええ子でいようとし過ぎるんか?、自分を正当化するために「嘘」をつく術を、ちゃんと持ち合わせてる傾向は強いように感じる

 

基本的に・・・

子供なんていうのは、自分を正当化するために嘘をついたり・・・親の前では、ええ子でおろうと自分を着飾ってみたりする生き物やと、俺は思ってる

大人でも、そうなんやから・・・子供なんか、尚更のことや

 

せやから・・・

「信じてる」のと・・・「信じようとしてる」のでは・・・果てしなく大きな差が存在する

おまけに・・・

「信じてる」って、言い切れるようになるのには・・・限りなく長い時間を要するし、一朝一夕で成り立つもんではないと、俺は身を以て感じてる

 

その証拠に・・・

俺自身も・・・彼ら(我が子)が、子供の時は・・・

「信じて」

「許して」

「待って」

・・・・・ずっとずっと、それの繰り返しやった

長い年月を掛けて・・・やっと、全身全霊で「信じてる」って、胸を張って言えるようになった感じかな?

 

ただ・・・

そないすることも、親として非常に難しいことやったのも事実

当然・・・自分の思ったこと、感じたこと、感情等を、その場で吐き出した方が、親側も楽やからな?

 

でも、もし吐き出してたら・・・

見た目は、ええ子でおろうとしたやろうし・・・所々で、「嘘」もつかれてきたかも知れへん

そう思うが故・・・俺らは、黙って「信じて」「許して」「待つ」ことを選択した

 

 

今となったら・・・

その先にある「答え」を疑うことなく・・・それを、全うしてきて良かったなって思ってるし・・・

それと同時に・・・我が子達に対して、この上なく「感謝」をさせてもらえてるなって、切実に感じてる

 

 

 

「柔道」の結果で評価される時期は・・・ほんの一瞬

「学歴」で評価される時期も・・・ほんの一瞬(やと思う)

ほんで・・・

「高級車」「職業」「金」「名誉」etc・・・

世間が「すごい」と称するもんは、そこら中に転がってる

 

せやけど・・・

「世間の価値観」と「自分の価値観」は、まったくの別物や

 

如何なることであっても・・・

「世間の価値観」に惑わされてしもうたら・・・俺は、大切なことを見失うような気がしてならん

 

人間・・・「目に見えるもん」だけで勝負しようとするから・・・表面ばっかりが気になるし、歪みが出てくるんとちゃうんやろか?

人生っちゅうのは・・・「目に見えるもん」だけの世界やないんねんから・・・

 

 

「ナンバー 1」より・・・「ONLY ONE」

 

命よりも大切な我が子に・・・

「将来、どんな人間になってもらいたいのか?」

 

「世間の価値観」には掠ることもないような、その「ONLY ONE」を・・・掛け替えのないものに感じるんか?感じへんのか?は・・・

俺(親)の心ひとつなんやと・・・子供(我が子)たちが大人になった今、切実にそない感じさせてもらってる

 

「幸せ」は・・・

成るものではなく感じるもの

 

 

もちろん、それらすべては・・・

『俺の価値観』

・・・やけど

 

We Can Do It!

Yey!!

 

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