試合結果

 遼・・・おはよう!

 

 SO・・・寝てるやん!?

 

 南相馬SAにて  これから、練習なんですけど・・・(^^;)

 

 バス「1号車」内

 

 練習前のアップ・・・さすがに、やるんやな???(笑)

 

 涼太郎・・・頑張れ!

 

 煌・・・ええ汗かいてるやん!?

 

 昼休憩!(^^)!

 

 恭佑・・・子供か?

 

 潰れるぅ~~~(^^;)

 

 昼飯!(^^)!

 

 昼飯!(^^)!

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

9月3日(日)・・・女川町総合体育館に於いて、『第17回 河北新報・石巻かほく杯争奪 宮城県少年少女柔道大会』が開催された

 

北岡道場からは・・・

小学校低学年(1~2年生)の部

Aチーム:小僧 煌 一太  (優勝)

Bチーム:開ちゃん 結月っち 柊  (2回戦敗退)

 

小学校中学年(3~4年生)の部

Aチーム:優音 一颯っち 碧ちゃん  (3回戦敗退)

Bチーム:びび YUTAKA 子地蔵  (3回戦敗退)

 

小学校高学年(5~6年生)の部

Aチーム:啓太 心優 紳ちゃん 承ちゃん 唯斗  (1回戦敗退)

 

中学生(1~2年生)の部

Aチーム:純聖 元ちゃん 健ちゃん 熊 大熊  (3回戦敗退)

 

以上6チームを出場させていただいた

 

 

結果的には・・・小学校低学年Aチームは・・・

ヤマタケSOが持ってた?タイトルを・・・「北岡道場」に、持ち帰ってきてくれた形となった(^^)

 

まぁ、でも・・・

いつも記すように・・・試合の結果云々は、勝とうが負けようが、大したことではあれへんから・・・

「優勝」したっていうても・・・もうすでに、「通過点」

初戦で敗退したっていうても・・・もうすでに、「通過点」

・・・過去のことやからね(^^;)

いずれにしても・・・前だけを見て進んで行ったら、また「明日」は来るねんからね

 

 

 

道場設立数年は・・・それはそれは、試合への参加数が多くてなぁ~(・・・って、俺自身が申し込むねんから、次から次へと申し込んだんは俺やねんけど・・・(^^;))

試合の参加だけやなくて・・・合同練習への参加・・・試合練習への参加・・・・・

多い時は・・・月に3回~4回、出掛けたこともあった

 

せやけど・・・人間って、その渦中におったら、周りに感化されて、自分の足元を見失ってしまうもんなんかな?

少なくとも・・・俺自身は、そうやったわ

 

 

考えてみたら・・・俺自身、子供の頃・・・試合には、年に3~4回は出掛けてたと記憶してるけど(もちろん、俺が子供の頃は、小学生の個人戦の全国大会なんかなかったし・・・)・・・

合同練習なんかには、参加をしたことなんかあれへんかったんよな?

 

もちろん、高校に進学したら・・・合同練習、遠征、また試合(当然、団体・個人とも全国大会への予選など)が・・・春休み、夏休み、冬休みには、必ずと言うていいほど組み込まれとったけど・・・・・(^^;)

小学生や中学生の頃なんか・・・まったく、行ったことがあれへんかった

 

せやけど・・・

おそらく・・・大阪南部の当時の強豪中学(春木中学)なんかは・・・きっと合同練習なんかに、しょっちゅう参加しとったんやろうな?

俺みたいな・・・屁みたいな柔道中学生が、知らんかっただけで・・・(^^;)

『柔道』が好きって、最高やん!?

 

 

せやから・・・

指導者が、高校や大学でやってきたことを・・・子供たちにも与えてる?と言うんか?・・・やらせてる?と言うんか?・・・

俺が、「北岡道場」を設立した時には・・・当然のように、試合がいろんな場所で行われとったし・・・合同練習も、ホンマによく参加させていただけたほど、いろんな場所で行われとった

 

おそらく・・・今も、試合にしても、合同練習にしても・・・いろんな場所で開催されてることと思う

でも俺自身に、参加する意思がないから・・・当然、どこで開催されてるんか?を調べようともせえへんけど・・・

 

せやけど、道場設立当初は・・・

周りの道場がやってることをやってなかったら、不安やったんかも知れへんし・・・

いろんなタイプの相手と練習や試合をすることで、安心感を持ってたんかも知れへん

 

それは・・・もちろん、子供たちじゃなくて・・・・・「俺自身が」・・・やで

指導者としての「俺自身」・・・また、親としての「俺自身」も・・・やろな?

 

 

せやけど・・・いつからやろなぁ~?

ここ7年くらいかな?・・・合同練習(強化練習のための)には、参加さえていただいてへん

 

もちろん・・・

毎年恒例の11月の合宿(とは名ばかりで、スパリゾートハワイアンズがメインやねんけど・・・(^^;))の時は・・・以前、ウチの接骨院で働いてた子が、道場を設立したもんやから、ハワイアンズのついでに(笑)、毎年、合同練習はセッティングしてもらってるし・・・

時々、南條先生に無理を言うて・・・仙台大学にも、おじゃまはさせてもらう

最近(ここ4~5年)は、生徒が増えたことにより、ほとんどなくなってもうたけど・・・凌門塾の佐々木先生にも、お願いしたことがあったかな?

ほんで・・・年間5~6回、宮城県内の試合にも参加はさせていただいてる

 

せやけど・・・それには、俺自身、意図がある

年間5~6回の試合っていうても、フル出場できるのは、高学年くらいのもんや

低学年なんかは・・・年間3~4回の試合参加がええとこ・・・まして、幼児なんかは、年に1回しか試合への参加はあれへん

せやから・・・南條先生に無理を言うてでも、低学年の子達にも、「発表」の場を作ってやりたいって考えて、合同練習をしてもらってるねん(^^;)

 

「発表」???

せや・・・俺は、合同練習とか試合は、「発表会」やと思ってる

「練習したことを・・・如何に、本番で出すことができるんか?」・・・やな?

せやけど・・・それは、他の道場の先生のそれとは、ちょっと考え方が違うかも知れへん?

 

各道場だけで練習したことを、試合っていう場で、知らん子と組み合ってでも、如何に自分が学んだことを、限りなく100%に近いくらい発揮することができるんか?

勝ったら、嬉しくて・・・負けたら、悔しくて・・・一喜一憂しながら、昨日の自分より、ちょっとずつ成長していく

もちろん、それは・・・柔道だけに限らず(柔道を通じて、いろんなことを感じてもらいたいってこと)やで!?

 

本来は・・・子供の柔道教室なんて、(俺らが、子供の頃に通ってた柔道場のように)そんなもんやと、俺は思うねんけど・・・

でも、最近の傾向を見てたら・・・

「勝つために」、試合に挑んでる道場があるようにも見受けられるし・・・

「勝つために」、合同練習にも参加してるようにも感じる

(※これは、あくまで、俺の個人的主観やから・・・ご理解いただきたくお願いいたします)

 

もちろん、「勝負」事やから・・・「勝つ」ことは大事やし・・・「勝つ」に越したことはないねんけど・・・

今の俺は・・・その部分には、一切フォーカスしてへん

 

他の道場の子達が、素晴らしいスキルを持ってる以上・・・それに対応できる程度のことは、日々、道場の練習で指導はするけど・・・

でも、俺は・・・子供たちを評価(もちろん、指導・教育も含めて)する時・・・限りなく、角度を変えて見るようにしてる

そんな状況下(最近の傾向)で・・・俺自身の評価対象の多くを、「勝ち負け」で埋め尽くす訳にはいかへんからね・・・

 

 

せやから・・・

要するに・・・俺の考える「練習したことを、本番で出す!」っちゅうのは・・・

「感謝の気持ち」や「思いやり」「責任」、ほんで「昨日の自分自身との決別」・・・って、そんな類のもんかな?

 

試合や合同練習になったら・・・普段、見えへん部分が浮き彫りになりよる

 

ビビッて、相手から後ろず去りしてしまう者

仲間といっしょに戦うのに、「責任」を背負おうとせえへん者

仲間と、一致団結しようとせえへん者

必死さ、一生懸命さを欠く者

腹の底から、声を出せへん者

・・・・・いろんな子がおる

 

おって・・・当然やけどね!

大人でも、そんな人は、仰山おるのに・・・まして、子供やったら、なおさらやわな?

 

だから・・・その発表の場で、浮き彫りになったことを伝えてやるねん!?

「鉄は熱いうちに打て!」・・・よ

 

教科書上だけで、ナンボ伝えようとしても・・・机上の空論に過ぎへん

経験して・・・打ちのめされて・・・反省して・・・

そこで、初めて・・・伝えてやる言葉に、重みが出る

 

 

せやから・・・俺は、彼らにいつも言う

 

己独りで、柔道ができるんか?

仲間や周りの人がおってこそ・・・自分自身が、その場に立てるんと違うんか?

今日・・・この会場まで、歩いてきたんか?

柔道の練習日、道場には、誰が送ってきてくれたねん?

お父さんやお母さんが、仕事や家事を、ダラダラとやってたら、どない思うねん?

誰かに、プレゼントを渡した時、「ちっちゃな声」でお礼を言われたら、嬉しいか?

・・・・・って

 

 

それから・・・

お父さん、お母さんは・・・決して、お前らの「ため」に、毎日毎日、仕事に行ったり、家事をしてるんやないんじゃ!

お前らが「おるから」、一生懸命、仕事もできるし、毎日を楽しく生きることができるんじゃ!

お前らの頑張ってる姿・・・一生懸命になってる姿・・・目標に向かって必死にもがいてる姿・・・・・昨日より今日の方が成長してる、お前らの姿を見て・・・「こいつらに、負けてられへん!」って、自分を奮い立たせてるんじゃ!

・・・・・そない伝えることも・・・多々ある

 

少なくとも・・・俺は、そうやから・・・

 

 

せやから・・・

「俺が、真剣な目ン玉で向かって行ったら、お前らも真剣な目ン玉で向かって来いよ!!」

・・・・・それが、北岡家の基本や

 

全ての想いや行動が・・・ループ(輪)になってこそ・・・「家族一丸」や!

道場の子達は・・・みんな、俺の子供・・・「家族」やから・・・

もちろん、ホンマの親父さんとお母さんは、彼らにとって、一番大切な「家族」や!

 

その「家族」が一丸になるためには・・・

恥ずかしいとか・・・照れくさいとか・・・怖いとか・・・ビビってるとか・・・

そんなもんを超越して・・・昨日の自分と、決別せなアカン時もあるんや!?

 

己独りで戦ってると思うな!!

腹の底から声を出して・・・闘争心むき出しで、「必死」に立ち向かっていけ!!

それで負けたら・・・思いっきり抱きしめて、思いっきり褒めてやる!!

ほんで、いっしょに泣いてやる!!

 

いつか、伝わる時が来ることを信じてるよ・・・・・「優音」

俺とメンチの切り合いができるとこまで、早く上がってこい!!

親父は・・・待ってるから・・・

 

 

もちろん・・・金メダルをぶら下げた、「小僧」と「煌」と「一太」にも、ちゃんと伝えといた

この金メダルは・・・お前らだけの力でもらったもんやない!

応援してくれる人の想い・・・一緒に練習した仲間の想い・・・道場、試合会場に連れてきてくれた、お父さん、お母さんの想い・・・北岡先生、悠葉先生の想い・・・・・みんなの想いが一つになって、もらったもんなんやで!

せやから・・・すべての人たちに対する「感謝の想い」を、忘れたらアカンぞ!

・・・・・って

 

多分・・・言うてることの、半分くらいしか理解できてへんやろうけど・・・(^^;)

「鼻垂れ小僧」に、毛が生えた程度の「ちびっこギャング」にも・・・想いを伝える時には、「真剣な目ン玉」で向かって行って、本物を伝えてやらなアカンと思ってるからね(^^)

そうしてやることで・・・その点(本物)が、心の中にいくつも点在して・・・いずれ、その点と点が線でつながる時が訪れるやろうから・・・

その点(本物)を、点在さしてやってへんかったら・・・「その時」が来ても、線ではつながれへんからね?

だから・・・「鼻垂れ小僧」にも、「ちびっこギャング」にも・・・「真剣な目ン玉」で向かって行ってやらなアカンのよ

 

 

あっ、そうそう・・・

YAMATO(ウチの三男坊)・・・

普段は、飄々としてて・・・あんまり、感情を表には出せへんねんけど・・・

宮城県スポーツ少年団学年別柔道大会 仙台市予選

 

「宮城県スポーツ少年団学年別柔道大会 仙台市予選」の結果が、よほど悔しかったんか?

それとも、俺が伝えようとしたことを理解してくれたんか?

 

いずれにしても・・・

今回、その負けた相手と当たった時・・・

闘争心むき出しで、必死になって、攻めて、攻めて、攻めまくって・・・

「一本勝ち」で、リベンジできた時には・・・感情を抑えきれんと、声を出してメッチャ泣きながら、俺のとこに戻ってきた

 

周りのご父兄でさえ・・・「あんな、びび(YAMATO)見たことがない!」って言われるくらい・・・それくらい、彼なりに必死で戦ったんやろな?

この上なく・・・心を揺さぶられた気がした

 

YAMATO!

いいもん見せてくれて・・・ありがとう!

 

 

 

 

 

いずれにしても・・・

小僧さん!

煌!

一太!

優勝 おめでとう!

 

 

元気出していこう!

READY!・・・・・

・・・・・って、締めようと思ってんけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな、試合の帰り道・・・

沙季先輩(仙台大学1年)から、いい報告があった

 

東北学生体重別、優勝しました!!

全日本学生体重別と、講道館杯体重別に出場できます!

 

・・・・・って!(^^)!

 

俺・・・電話口で、涙が止まれへんかった

「良かったなぁ、沙季・・・良かったなぁ・・・」

そんなことしか、よう言うてやれへんかったけど・・・それくらい、嬉しかった

 

 

沙季は・・・小学生の頃は、何のタイトルも持ってへん

もちろん、中学校でも・・・週に2回の練習を、「北岡道場」で楽しみながらやってただけやから・・・全国中学校柔道大会出場なんか、果てしなく遠いもんやった

 

ただ・・・「北岡道場が好き」「仲間が好き」「道場の雰囲気が好き」

ほんで、何より・・・「柔道が好き」

その想いだけを持って、柔道を続けて・・・柴田高校に進学し、狩野先生がインターハイに出場するまでに育ててくださった

ほんで、今・・・南條先生がご指導くださり、今回の結果に導いてくださった

 

柔道は・・・決して独りではできへん

背中を支えてくれる、お父さん、お母さんがおって・・・

自分自身をサポートしてくれる、仲間がおって・・・

自分を導いてくれる、師匠がおって・・・

絶対に、忘れたらアカンことやな?

だからこそ・・・すべての物事に、「感謝」をせなアカンねんよな?

 

 

ほんで・・・

語弊があるかも知れへんけど・・・

子供の頃の結果なんか・・・何の意味も持たへん!

俺は・・・常々、そない思ってる

 

柔道だけをピックアップして言うたなら・・・

「最後の最後に、畳の上に立ってたもんが勝ち!」やと思ってる

 

怪我をしたり・・・志半ばで諦めたり・・・戦線離脱したり・・・

一番大切な時期(世界に羽ばたいていける時期)に、そうなれへんように、限りなくサポートしてやる(継続させてやる)ことが・・・俺ら、少年柔道の指導者の役目やと思う

 

それは、一体何なのか???

 

「柔道が大好き!」

 

その想い(心)だけは、傷つけへんように・・・包み込むように・・・大切に大切に、育ててやらなアカン部分やと、俺は思ってる

 

ほんで・・・俺の元を巣立った後に、開花してくれることが・・・何よりも、望ましいこと!

 

おめでとう! 沙季!

俺は、これからも・・・

親父さんとお母さんの・・・

次に応援してるから・・・

 

ありがとう!!

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月6日(日)・・・青葉武道館に於いて、上記の大会が開催された

 

前日の『OB&OG会』を見る限り・・・「明日は試合」なんてことは、どこ吹く風(^^;)・・・完全に、気が緩みモード全開やったけど、えらいみんな頑張りよったわ

優勝含め、入賞者も、多数おったしな

やっぱり、子供ながらに・・・オンオフがきっちりできてるんやろなぁ~(^^)

ホンマ、すごい奴らやで(^^;)

 

 

ただ、今回の大会で・・・

俺は・・・唯一、YAMATO(小3:ウチの三男坊)のみを叱った

 

理由は・・・試合後の態度

 

YAMATOは・・・結果的に、決勝戦まで上がったねんけど・・・決勝戦で見事な「背負い投げ」で、一本負け

 

いつも記すように・・・子供たちにとって、今の結果なんて、ほぼ関係ないと思ってるから・・・結果は、金メダルやろうが、銀メダルやろうが、そんなことは、監督(親)の俺にとっても大したことではあれへん

ただ・・・負けた試合後に、ヘラヘラしてることが、俺には許しがたいことやった

 

「悔しいと思わへんのかっ!?」とか・・・

「一生懸命、練習に取り組んでないから、負けるんじゃっ!」とか・・・

そんな、大人目線での感情では、決してあれへんで!?

 

どっちかっていうたら・・・YAMATOは、一生懸命練習には取り組む子やし・・・きっと、「悔しい」ってことも感じてたと思う

せやけど・・・俺が、教育してやりたいことは・・・今の柔道の結果なんかより、「人間性」やねん

 

負けた試合後に、ヘラヘラしてることは・・・しのぎを削って戦った相手に対して、ものごっつい失礼やと思うし・・・

また・・・準決勝までに、彼に負けて上に上がることができへんかった子に対しても、ものごっつい失礼なことやと俺は感じたから・・・

 

おまけに・・・

普段、いっしょに汗を流して頑張ってきて、決勝戦の応援をしてくれてた仲間・・・

応援に来てくれた親御さん(彼の場合は、俺と明美やけど)・・・

観覧席から、大きな声で応援してくれた、ご父兄の皆さん・・・

そんな、周りの人達に対する「感謝」の気持ちを蹴飛ばした形になったっていうこと

 

ほんで・・・

さっきも記したけど・・・実は、彼はものごっつい練習をする

姉兄(悠葉先生、REN兄ぃ、SO)に感化されてるってこともあるんやろうけど・・・ものごっつい、一生懸命練習をする

その一生懸命、「辛抱と努力」をしてきたことを、己自身で蔑んでしまったこと

 

 

実はYAMATO・・・あんまり、感情を表には出せへん子

照れ屋さんなのか?・・・結構、飄々としてることが多い

せやけど・・・嬉しい時は、大喜びして・・・腹が立ったら、怒って・・・哀しい(悔しい)時は、泣いて・・・楽しい時は、体全体で楽しむ

これからは・・・そんな「喜怒哀楽」も、恥ずかしがることなく、表に出していってほしいなっていう想いもあって・・・

ものごっつい、ええ機会やったから(「鉄は熱いうちに打て!」やと思って)・・・

それらすべてを、今一度伝えるつもりで・・・俺は、彼を叱った

 

※YAMATOの名誉のために記しておくけど・・・

帰宅後、それらのことを、もういっぺん噛み砕いて説明して・・・「感情を、表に出すことは、決して恥ずかしいことではないんやで?」って伝えてやったら・・・嗚咽しながら、「悔しかったし、納得いかへんかった」って、号泣しとったわ(よほど、悔しかったみたい(^^))

 

 

常日頃から・・・家庭の中でも、「責任」や「感謝の気持ち」「思いやり」を背中に背負い込んでこそ、「一人前」やっていうことを伝えて育ててるつもりでおるし・・・道場内でも、道場生全員に対して、それは伝え続けてるつもりではおるけど・・・

一歩ずつやけど・・・大人への階段を上がる、その時々に・・・彼ら全員に、俺の感性の中に存在する、大切なことを見落とさずに伝えていってやりたいなぁ~って、あらためて感じさせてもらえる、ええトリガーやった

 

 

 

 

 

 

それと、もうひとつ・・・

今回の試合は・・・「一生懸命」取り組んでる者と・・・「それなりに」取り組んでる者との差が・・・あからさまに、浮き彫りになった大会やったなって感じたなぁ~

 

もちろん・・・

全ての物事を差し置いてでも、今は「柔道」だけを追い求める時期ではないのは・・・俺自身、いつも念頭には置いてるから・・・徹底して、追い込んだりはせんへんけど・・・

 

せやけど・・・

「与えられた環境の中で、最大限の努力をする!」

・・・・・ことは、彼ら全員に、常日頃から、口うるさいくらいに伝えてる

 

勉強する時は・・・一生懸命、勉強をする!

ゲームする時は・・・一生懸命、ゲームをする!

飯食う時は・・・一生懸命、飯を食う!

柔道する時は・・・一生懸命、柔道をする!

・・・・・っていう、ケジメの部分もね

 

 

人間は(って言うより、すべてのものがそうやねんけど)・・・大人であっても・・・子供であっても・・・すべての者に、1日、24時間、平等に時間が与えられてる

その24時間の中で・・・当然、寝る時間、飯食う時間、風呂に入る時間等、生きるためにせなアカンことは必要になってくる

 

それ以外で・・・

たとえば、子供であったら・・・

野球と勉強を両立してる子

柔道と勉強を両立してる子

英語とダンスと勉強を三つ巴で頑張ってる子

・・・・・いろいろとおる

 

もちろん、それ以外にも・・・子供であるが故に・・・

友達と遊びもせなアカン(友達同士で遊ぶことの中には、生きていくのに必要な、社会性を学ぶ部分がものごっつい多くあると俺は思ってる)

・・・・・って、俺は考えてる

 

 

そんな、何か2つ以上のことを両立するっていう、不自由さの中で頑張ることは、・・・実は、ものごっつい大変なことやと思う

せやけど・・・その不自由さの中で、頑張ったことこそが、己自身の「地力」になるんとちゃうんかな?って、俺自身は切実に感じてる

ほんで・・・それが、きっと将来、役に立つんとちゃうんかな?って、俺は信じてる

 

柔道だけをやっとってもアカン!

勉強だけをやっとってもアカン!

野球だけをやっとってもアカン!

サッカーだけをやっとってもアカン!

もちろん、遊んでばっかりで、何もせえへん者は、論外や!

 

 

そんなことを・・・限りなく噛み砕いて、子供らに話したけど・・・

何かしら、「気付き」の材料になってくれてたらええねんけどね(^^)

 

 

いずれにしても・・・

県大会に繋がった者

途中で敗退してしまった者

君たちにとっては・・・すべてが、通過点!!

 

今日という日は、二度と戻ってけえへんねんから・・・同じ「失敗」を繰り返さへんように・・・

『与えられた環境の中で、最大限の努力をしよう』

・・・やないかっ!?

なっ!?

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

6月18日(日)・・・大崎市古川総合体育館に於いて、上記の大会が開催された

 

北岡道場からは・・・

【6年生男子軽量級】

承之介・・・1回戦敗退

唯斗・・・1回戦敗退

紳太郎・・・1回戦敗退

 

【5年生男子軽量級】

啓太・・・2回戦敗退

遼・・・1回戦敗退

 

【5年生女子重量級】

心優・・・3位入賞

 

【5年生女子軽量級】

樹梨・・・2回戦敗退

 

・・・・・・・の7名が出場し、上記の結果やった

 

 

今回出場した全員・・・ホンマに進化してたと思う

 

「承之介」と「紳太郎」は・・・6年生にしては、メッチャ体がちっちゃくて、50kg以下級に出場するのも、かわいそうなくらい、体がちっちゃい

せやけど・・・二人とも、物怖じせんと、自分より大きくて、強いであろう相手に対しても、真っ向勝負で挑んでいっとったよ

キャプテン、副キャプテンっていう、目には見えへんもんを背負って、あいつらは、あいつらなりに、日々頑張ってる

 

 

「唯斗」は・・・某道場に在籍してたねんけど、監督さんの都合により、道場運営が出来へんようになったとのことで・・・いっぺん柔道を辞めとったねんけど、しばらく経ってから、「やっぱり、柔道を続けたい」っちゅうことで、ウチの門を叩いてくれた子

当初(ウチに来はじめた、5年生の時)は・・・ウチの三男坊(当時:2年生)にも投げられてしまうくらいの状態やった

今も、「劇的に強くなったんか?」って聞かれたら・・・そうではあれへんけども・・・それでも、ものごっつい真面目に取り組む子で、ホンマに感心させられるよ

 

 

「啓太」は・・・メチャメチャ、不器用・・・ホンマに、これでもかっ!っていうくらい、不器用な子

せやけど・・・彼もまた、ものごっつい一生懸命に取り組む子やねん

なかなか応用が利かへんけど・・・それでも、ちょっとずつちょっとずつ、上がってきてる

幼稚園の頃から道場に通ってるけど・・・やっとこさ、「柔道」になってきたかな?(笑)

 

 

「遼」は・・・家庭の都合で、週に1回しか練習に来られへん

幼稚園の時、道場に通いはじめてんけど・・・いっこも言うことを聞かへんし、まったく一生懸命やれへん状態やった

せやけど・・・4年生の後半くらいからかな?・・・ちょっとずつやけど、変わってきた

1分間スピーチとかをさせたら、メッチャ上手いこと話をする子

柔道の結果は二の次にして、継続したことを彼の心に刻んでほしいから・・・なんとか中学校卒業まで、柔道(北岡道場)を続けてもらえたらなって願ってる

 

 

「心優」は・・・結構、戦闘力が高いかな?

人懐っこい性格で、それが全面に出てて、柔道も一生懸命取り組む子

せやけど、お母さんに聞いたら・・・そろばんも、バレーボールも、やることやること全部、長続きせえへんかったらしくて・・・「柔道だけは、楽しいらしくて続いてるんですよね(^^)」ってことを言うとった

まだまだ、粗削りで、「柔道」自体を分かってへんけど・・・今は、楽しんでやってくれたらいいかな?って思ってる

3位入賞、おめでとう!

 

 

「樹梨」は・・・恭佑の妹

だから・・・っていう訳やあれへんけど・・・体の使い方と、柔道センスは、素晴らしいものを持っとる

せやけど・・・まだまだ、気持ちが伴わんと、すぐに半べそかいてしまう・・・ホンマに普通の女の子

心優といっしょで、楽しみながら、道場に通ってきてる

これから、試合経験を積むことで、ちょっとずつ柔道が分かってくるやろうから・・・彼女の開花も、恭佑同様、もうちょっと先かな?(^^)

 

 

そんな彼ら、全員が全員・・・ホンマに進化してたなぁ~って感じた

 

せやから・・・っていう訳ではあれへんけど・・・

俺は・・・柔道の結果云々とか、試合の内容なんかに関しては、一切、彼らを叱ることはせえへん

 

叱るどころか・・・昨日よりも今日、少なからず進化してることを、取りこぼすことなく見落とさずに、徹底して褒めてやりたいと考えてる

 

 

もちろん・・・優勝した選手や、上位入賞した選手は、素晴らしいことやと思う

せやけど・・・その子達と負けてしもうた彼らを、同じ学年、同じ階級っていうことだけで・・・横一線で比べてしもうたら、マイナス要素しか出てけえへんやん?

 

人それぞれ、肉体的にも精神的にも、成長度合いは違うし・・・柔道への取り組み方も、各道場また、各家庭によって全く違う

確かに、50畳の畳の上で試合する以上・・・同じ土俵であるのは間違いない

せやけど・・・対戦相手と比べたり・・・優勝や入賞した子達と比べたり・・・例え試合であっても、評価の対象がそこにしかなかったら、俺はアカンと思ってんねん

 

 

一年前に、泣きべそかいてた子が・・・今は、笑顔で柔道に取り組んでる

半年前に、倒立が出来へんかった子が・・・今は、普通に後転倒立までできる

三ヶ月前に、コロコロ投げられてた子が・・・今は、一生懸命踏ん張って投げられへんように努力してる

 

そないして・・・

昨日できへんかったことが・・・今日できるようになることが・・・彼らの「成長」やと、俺は思うねん

 

せやから・・・隣の子と比べることなく・・・兄弟であっても、上の子と比べることなく・・・

その子自身の、日々の「成長」を見つけ出しては、褒めてやりたい

俺は・・・そない考えてるねんや

 

だから・・・試合に参加した、全員が全員・・・俺にとったら、ヒーローやった

そのヒーロー、小さな戦士たちが、どんな試合結果で戻ってこようが・・・そんなもん、俺にとったら、大した意味は持てへん

 

各個人それぞれ・・・

昨日より、今日の方が「成長」しとったら・・・ただ、それだけでええねんよ

だからこそ・・・温かく抱きしめて迎えてやりたいって思ってる

 

 

 

俺・・・いつも、親御さんに伝えることがある

 

去年のこの大会で、3位に入賞してる、ウチの次男坊(SO)

ちっちゃい体やけど・・・他にも、いろんな大会で上位入賞してる

東北の強化選手にも選考していただき、強化合宿にも参加させていただいた子や

 

そのSOと、承之介、紳太郎、唯斗を、「今」比べたら・・・そらぁ、歴然とした差があるのは事実やわな?

せやけど、そんなもん・・・何の指標にもなれへん

ただ、SOの方が、「今現在」は、運動能力が長けてて、身体能力が高いだけ!

それに付け加えて・・・ちっちゃい時から、兄貴の柔道を見よう見まねで取り入れてるから・・・「今」の時期は、同学年や一つ下の学年の子達よりも、ちょっとリードしてるだけに過ぎへんねん

せやから・・・「今」で評価をせんと、このまま柔道を続けていって、SOが高校3年生、承之介が高校2年生になった時には・・・仮に同じ階級であったとしたら、ガチンコでええ勝負をするようになるよ・・・・・って、よう話すねん

 

 

高校生にもなったら・・・ほとんどの子達が、第二次性徴を迎えて、大人になり始める

その大人になり始めた時にこそ、初めて、横一線に並んで、スタートを切ることができるんやと、俺は思うねん

 

そのスタートを切った時に・・・

肉体的にも、精神的にも、整ってくることによって、頭角を現してくる者

逆に・・・子供の頃は、勝ってたのに・・・

誘惑に負けて、ラインを逸れていく者

辛さに負けて、戦線離脱する者

・・・・・いろいろとおる

 

・・・・・かと言うて、頭角を現し始めた者が「勝者」で、逸れていった者は「敗者」なんか?っていうたら・・・これまた、そうでもない

ただ・・・「その時」が、その人にとっての「いざ」という時か?そうじゃなかったんか?だけのことなんやと、俺は思ってる

 

せやからこそや!

『いずれ訪れるであろう、「いざ」という時に、どんだけ「辛抱と努力」ができる人にしてやることができるんか?』

・・・が、子供の時期には、最重要課題なんじゃないんかな?って、俺は思うんよ

 

子供の頃って・・・それを伝えてやれば、純粋に吸収しよる、ものごっつい大事な時期じゃないんかな?

だからこそ・・・「「柔道」を通じて、大切なことを学んでほしい!」って・・・俺は、常々そう思ってるねん

 

 

せやから、俺にとったら・・・

柔道の結果云々、試合内容・・・そんなもんには、まったく興味はないし・・・まったくもって、子供たちの評価の対象には値せえへんことなんよな

俺は、この先もずっと・・・このスタンスで、子供たちに接していきたいと思ってる

 

 

 

時々、こんなコメントを耳にする

今年は、いい選手がそろってるから・・・全国を狙う!

今年は、いい選手がそろってないから・・・無理かな?

 

う~~~ん・・・?

そんな言葉は、俺の腹の中からは、逆立ちしても出てけえへんなぁ~

一体、どこを目指しとんねんっ!?っちゅう話になるからなぁ

 

将来、子供たちを、どこに押し上げてやらなアカンのか?が・・・一番大事なこととちゃうんかな?って、俺は思ってる

俺ら、教育者とか親は・・・『人間』を育ててるんやからね

 

 

「〇〇道場で柔道をしてた時は、県チャンピオンだったし・・・〇〇高校に推薦で進学した」

「△△チームで野球をしてた〇〇は・・・高校時代もレギュラーで活躍してた」

「小中学校時代、あの塾に行って勉強してたから、ええ高校、ええ大学に入学した」

 

そう話す人は、結構多いけど・・・

それよりも、もっと大事な・・・「その後(社会に出た後)」・・・を話す人には、あんまり出会えへんように感じるのは、俺だけなんかな?

 

もし、そこが、人生の最終目標(ゴール)なんやとしたら・・・そらぁ、素晴らしいことやけど・・・

そこは、まだゴールじゃないからね?

 

せやから・・・今後の参考にするためにも・・・「その後」のことの方が聞きたいねんけどなぁ~

 

 

 

いずれにしても・・・

俺は、これからも・・・「その後」・・・を、重要視して、子供たちと日々を歩んでいきたいなぁ~って思うよ

 

「未来」で、素晴らしい彼らに出会えるように・・・

俺は・・・未来で、彼らを待ってから

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

6月10日(土)~12日(月)・・・宮城県立武道館に於いて、中総体仙台市予選が開催された

俺は、仕事の都合上・・・11日(日)と12日(月)の2日間だけしか、応援に行くことができへんかったねんけど・・・

 

 

さてさて・・・

試合結果は?っていうたら・・・

 

SO・・・50kg級、3位

海士・・・60kg級、優勝

リト・・・73kg級、準優勝

恭佑・・・81kg級、準優勝

ココちゃん・・・40kg級、準優勝

他の連中も、県大会出場枠をいただいたみたいで、まだまだ彼らの夏は続くようやな(^^)

 

 

今回の試合を観戦して・・・率直に感じたことを、記させてもらうわな

「海士」と「リト」と「恭佑」の3人は・・・決勝戦の舞台に上がってでも、ホンマ驕ることなく、虚勢を張るわけでもなく、「純粋無垢な、小学校の時のまま(弱かった時のまま)なんやなぁ~」って感じさせてもらえるくらい、自然体やった

 

彼らの周りには・・・常日頃から、いつも仲間がおる(^^)

先輩に可愛がられて、いじられて・・・

必ず、そばには同級生(仲間)が、ワイワイしとって・・・

ほんで、下級生(後輩)からも慕われてるから・・・みんな、あいつらに寄っていく

 

 

ちなみに・・・ウチの道場生(小・中学生問わず)

「毎週、週末になる度に・・・」っていうても過言やないくらい・・・誰かと誰かが、どっかで絡んで遊んでるみたいやな?

 

学年問わず、時に中学生と小学生も入り混じって・・・誰かの家にお邪魔してたり(もちろん、泊まりありで)・・・カラオケで集まってたり・・・ゲーセンで集まってたり・・・・・なんだかんだで、いっしょにおるみたい

※まぁ、これは・・・最近始まった訳ではなく、悠葉先生や晃先生、またEIMI先輩、REN兄ぃの時代から、ずっとのことやけどな(^^)

 

『上の者が、下の者の面倒を見る』

昔ながらの・・・近所にガキ大将がおって、そのガキ大将を筆頭に、学年問わず絡み合って遊ぶ

「その中から、社会のルールの基礎を学ぶ」っていう・・・・・そんな感じかな?

 

その上で・・・「同じ志」を持ってるもんやから・・・仲がええのは、この上ないわな(^^)

 

ウチの三男坊(YAMATO:小3)でさえ・・・中学3年生の先輩に、普通に遊んでもらってるんやから、ホンマにありがたいなって感じてるよ(ちなみに、YAMATOは・・・幼稚園の頃から、上級生といっしょに遊ばせてもらってる)

 

 

せやからこそ・・・

北岡道場の生徒たちには・・・そんな、強固な「仲間意識」が、知らず知らずのうちに備わってるんかも知れへんなぁ?

 

 

これは、きっと・・・社会に出た時に役に立つはずやって、俺は思ってる

先輩、同僚、後輩、関係なく・・・柔道が強い弱いなんていうことも、関係なく・・・・・

人の上に立っても、常に自分の周りには、人が集まってくる

 

海士やリトや恭佑、彼ら自身・・・

柔道が強くなった今も・・・自分の弱かった時期を知ってるからこそ、弱い後輩に対しても、同レベルで接することができる

それどころか・・・

どっちが、先輩なんか?分かれへんくらいに・・・後輩からケチョンケチョンに言われてることさえあるからね(^_^;)

 

勝っても驕ることなく、いつも子供みたいに「自然体(ナチュラル)」のまま

 

 

柔道が強くて、結果が残ってても・・・「仲間」がおらへんかったら、そらぁ寂しいことやで

勝ってる時はええけど・・・負け始めて、落ち始めた時にこそ・・・自分自身の人間性の「真価」が問われるからね?

 

人生には、必ずというていいほど・・・起伏がある

その起伏がある時にこそ・・・どんだけの「仲間」が、自分の周りにいてくれるんか?に、照準を合わせて教育してやらんとアカンのんとちゃうんかな?って、俺は思うんよな

 

『実るほど頭を垂れる稲穂かな』

 

上の人に対する・・・「素直さ」

仲間に対する・・・「謙虚さ」

下の者に対する・・・「優しさ」「思いやり」

 

どうか、忘れることなく・・・北岡道場の伝統であってほしいと願うよ

 

海士!

リト!

恭佑!

ほんで、もちろん・・・県大会に出場する、他の連中も・・・また、出場できへんかった連中も然りや・・・

まだまだ、「熱い夏」は続く!

一生涯、「熱い夏」を過ごしてもらいたいと、願ってるよ

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

4月23日(日)・・・女川町総合体育館に於いて、上記の大会が開催された

 

「北岡道場」からは・・・

小学生の部

先鋒:碧ちゃん(4年)

次鋒:啓太(5年)

中堅:心優(5年)

副将:承之介(6年)

大将:唯斗(6年)

 

中学生の部(Aチーム)

先鋒:海士

中堅:恭佑

大将:恭太

 

(Bチーム)

先鋒:涼太

中堅:RITO

大将:清春

 

(Cチーム)

先鋒:純聖

中堅:元ちゃん

大将:健ちゃん

 

以上の4チームを出場させていただいた

 

 

結果は・・・

小学生チーム・・・2回戦敗退

中学生(Aチーム)・・・3回戦敗退

(Bチーム)・・・3回戦敗退

(Cチーム)・・・3回戦敗退

・・・・・やった

 

 

結果だけを見たら・・・入賞者もなく、散々な結果みたいやけど・・・

せやけど、俺・・・今回の試合は、いつもとは違う「何か?」が見えたような気がした(^^)

 

ほんで・・・みんな、ホンマに進化してるなって感じたよ

 

特に、純聖、元ちゃん、健ちゃんは・・・「自分の成長度合いが、分かってないんやろうな?」ってくらい、成長してた

週に2回のみの練習(元ちゃんは、塾通いがあって、週1回しか道場に来られへん)で、あんだけ進化するっちゅうことは・・・やっぱり、「仲間」なんとちゃうんかな?って、俺は思うねん

「仲間」に感化されて・・・「仲間」を思いやって・・・「仲間」が励ましてくれて・・・

俺・・・彼らに、素晴らしいもんを見せてもらったような気がした

 

 

小学生チームも・・・

普段は、感情を表に出せへん、唯斗が、メッチャ泣いてた・・・メッチャ、悔しかったんやろうなぁ~

承ちゃんと啓太は、いつも通り・・・負けず嫌いを爆発させて、泣きじゃくってたよ

碧ちゃんも、心優も・・・口にさえ出せへんかったけど、メッチャ悔しかったやろなぁ~

 

試合終了後・・・励ましてやるつもりやったのに、それを見てたら、俺自身が涙が止まれへんくなって・・・いっしょに、ボロ泣きしてもうたわ(^_^;)

 

 

 

中学2~3年生にもなったら・・・周りの連中が、一週間通して、どれくらいの練習をしてんのか?

自分と、どれくらいの練習内容に差があるんか?など・・・分かってくるんやろうけど・・・

小学生の子達は、そんなこと知る由もないもんな

 

あの子達からしたら・・・たった週2回でも、結構シンドイ練習をこなしてると思うし・・・一生懸命、努力もしてると思う

せやから・・・一生懸命、「勝ちたい」と思って戦ってきた、小さな戦士たちを・・・思いっきり抱きしめてやって・・・思いっきり頑張りを労ってやることが、何よりも大切なことやと俺は考えてる

 

勝ったら、「可」で・・・負けたら、「不可」・・・なんてことは、俺の辞書には、どこにも載ってへん

 

今日、明日の勝敗なんかのために・・・俺は、彼らに「柔道」を指導してるつもりは、これっぽっちもないねんから・・・

ただ・・・「柔道」を通じて、大切なことを学んでほしいと思ってるだけ!

 

せやから・・・試合に至るまで、一生懸命汗を流して頑張ってきた彼らを、誰よりも「誇り」に思ってるし、誰よりも讃えてやりたいって思ってる

勝敗云々よりも、一生懸命頑張ったことを、ちゃんと見てる人間がおるってことを、彼らに心身全体で伝えてやりたいから・・・

そうしてやることで・・・彼らの「心」が、きっと成長してくれるって、俺は信じてるから・・・

 

 

恭佑や海士や恭太かって・・・小学校の時は、メチャメチャ、屁みたいな状態やった

今は、強烈な奴らやけど・・・決して、最初から、あんな状態やった訳やない

 

沙季先生や夏光先輩、正也先輩、滉太先輩はじめ、他の先輩達も・・・小学校の時は、ショボショボやったよ

悠葉先生かって、高校時代、東北大会で3位になってるけど・・・小学校5年生までは、1回戦を突破することが課題で、毎試合必死やったんやから・・・(-_-;)

 

負けて悔しくて、泣いて・・・投げられまくって、泣いて・・・シンドイことも、辛抱して・・・お互いに、ガチンコでやり合って・・・・・

 

人それぞれ、覚醒する時期は違えど・・・必ず、その時が来るはずや

もちろん、それは・・・柔道の現役を退いた後かも知れへんよ?

 

せやけど・・・「心」が伴ってなかったら、その時が来ることは、限りなく難しいと俺は思ってる

 

だから、俺は・・・どんな試合であれ、負けて悔しくて帰ってきた彼らを、真っ先に抱きしめて、こない伝える

「よう、頑張ったなぁ~!  応援するから・・・また、頑張ろうや!!」って

ほんで・・・こうも、伝える

「いいもの見せてもらって・・・ありがとうやで!」って

 

 

 

昔から、何も変われへん!

睦先輩、貴也先輩から始まって・・・悠葉先生、晃先生、龍生先輩、REN兄ぃ、EIMI先輩、悪ケン先輩、沙季先生、虎ノ介先輩、千葉ケン先輩、夏光先輩、正也先輩、竜二先輩、滉太先輩、詩音先輩・・・・

今は、でっかいけど・・・ちっちゃい時は、みんな、俺の胸で泣いてたよ

みんな、俺といっしょに、ここ(「北岡道場」)で・・・泣いて・・・笑って・・・楽しんで柔道をしてきたんや

 

そんな、彼らが・・・君たちの行き着く場所であり・・・君たちの素晴らしい目標であってほしいと思う

 

 

努力したことが、すべて報われるとは限らへん

せやけど・・・

成功した者は、皆すべからく努力しとる!

 

 

 

北岡道場の生徒諸君!

いつもいつも、頑張る姿を見せてくれて、ありがとう!

俺は、君たちのことを、「誇り」に思ってるよ

ほんで・・・大好きやよ(^^)

 

未来で、俺といっしょに笑えるように・・・

今を、精一杯楽しんで・・・精一杯頑張ろうやないけっ!?

なっ!?

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

 

 

 仙台萩ライオンズクラブ様! ありがとうございます!

 

 元気出していこう! READY! GO!!

 

 先鋒(右)から、小僧、子地蔵、子大仏(^^)

 

 優音、頑張れぇ~!!

 

 煌も、頑張れぇ~! 強豪選手に負けるな!

 

 びびは・・・ちょっと、飄々としたSOやな(^_^;)

 

 実希ティ~~~~~!(笑)

 

 唯斗、怯むなっ! いけぇ~!

 

 琳ちゃん、体が小さい分不利やけど、頑張ろうな!?

 

 健! 元! お前ら、何してんねんっ!?

 

 健ちゃん、気持ちが前に出るようになったな(^^)

 

 ヤマト! 頼むよぉ~!

 

 RITO、いけっ!!

 

 元ちゃん、ナイスッ!

 

 恭佑・・・頼んだで!!

 

 ガオォ~~~~~!!

 

 決勝戦、敗退!(泣)

 

 泣いてるでっ!(^_^;)・・・監督まで!(笑)

 

 まだ、泣いてるでっ!?(笑)(笑)

 

 琳ちゃんも、泣いてるでっ!?(^^)

 

 今泣いたカラスが、もう笑ろた(^^)

 

 承ちゃんも・・・笑ろてるでっ!?(^^)

 

 みんな、お疲れ様! ありがとう!

 

全ては、通過点!!

元気出していこう!

READY! GO!!

2月19日(日)・・・宮城県立武道館に於いて、上記の大会が開催されたIMG_2836

 

 

 

まず、はじめに・・・

今回の大会から、仙台萩ライオンズクラブの粋な計らいで、「観覧席の指定」が成されるようになった

 

どんな大会であれ、会場の数時間前から並び、会場と同時に大人も子供も全力で階段を駆け上がる

転んで怪我でもしたら、大変やろなぁ~・・・俺、そない思ってた

ほんで、観覧席でのマナーも決して良くない・・・そない感じてた(当然、ウチの道場も決して良くなかったと思う(反省))

 

せやけど、今回・・・出場選手の人数によって座席の数を与えられて、チームごとに指定していただけた

もちろん・・・各道場共に、十分、座席数が足りてたわけではなかったようやったけど・・・

 

せやけど、ウチの道場内でさえ、その与えられた数の中で・・・

小さい子供のおる家庭・・・祖父母が応援に来たくれてた家庭に席を譲り・・・

大人のマナーとしては当然なんやろうけど・・・それでも、ガチャガチャすることなく、そういう譲り合いの部分を、子供たちに見せることができただけでも、良かったんとちゃうんかな?って思った

 

そんなことも含めて・・・

総合的に考えたら・・・この座席指定の試みは、素晴らしい取り組みやなって感じた

 

 

仙台萩ライオンズクラブの皆さま

大会を運営していただくことでさえ、大変なことなのに・・・その上に、このような取り組みまでいただきましたこと、心より御礼申し上げます!

ありがとうございました!

 

 

 

 

 

さてさて・・・試合の方は・・・

北岡道場からは・・・

小学校低学年(3年生以下)の部に、3チーム

小学校高学年(4年生以上)の部に、2チーム

中学生の部に、3チーム

計8チーム、出場させていただいた

※入賞は・・・高学年Aチーム(SO・ヤマト・タケル)が、準優勝

 

 

俺は、今回・・・全部の試合を、選手から離れて、会場の端っこの方から遠目で見るようにしてた

(高学年の決勝戦は、さすがに「監督おらんやんけっ!?」って、目立ってまうわけにもいかんから、試合会場に行ったけど・・・(^_^;))

 

試合経験が豊富な、中学生や高学年もおれば・・・まだ、試合をすることが2~3回目って子もおる

中学生や高学年は・・・自らの意志で、どんだけ自分を奮い立たせて、その上で、冷静でおれるように・・・彼らの感性を、ずっと遠くから黙って見つめてた

 

低学年も・・・きっと、相手と対峙することさえ、怖いと思ってる子もおったに違いない

せやけど、どんだけ勇敢に向かっていくことができるんか?・・・どんだけ諦めることなく、その場で踏ん張っておられるんか?・・・を、俺は黙って見守ってた

 

特に、中学生(もうすぐ、中学生になる連中含め)は・・・IMG_2991

中学校の大会なんかでは、アドバイスしてやれることは、ほぼ皆無に近い(仕事とか、他の用事で会場にさえ行かれへん事も多々あるし・・・)

仮に会場に行けたとしても・・・2階観覧席から、「ガーガー」と叫ぶ訳にもいかへんし・・・結局は、自分で考えて、自分で組み立てて、自分で「勝ち」をもぎ取ってこなアカンねん

いつまでも、俺がそばに就いて、ひとつひとつアドバイスを送ってやることはできへんからね

 

まぁ、低学年は、自分で組み立てるなんて、さすがに難しいやろうから・・・目の前で、試合をしてたこともあって、試合前・試合中に多少のアドバイスはしてやったけどな(^_^;)・・・

 

せやけど・・・IMG_2979

そないしたことで、収穫できたことが、いくつかあった

 

それを嚙み砕いて・・・次からの練習で、子供たちに伝えていってやりたいなぁ~って思ってる

 

 

 

 

 

最近・・・やっぱり、俺自身・・・IMG_2942

なんか、視点が変わってきた・・・・・・・・・・ような気がする(^_^;)

 

「『柔道』っていうものを通じて、経験したことが・・・子供たちの将来に、ちょっとでも役立てられることがあったら・・・」っていうことは、前々からずっと念頭に置いて行動してきたつもりやけど・・・

それと同時に・・・

自分を育んでくれた『柔道』っていうもんに・・・また、この10年間、子供たち同様に、私自身も成長させていただいた「少年柔道界」に・・・どうやって、恩返ししていったらええんやろう?って・・・最近、よく思うようになった

 

俺自身も・・・いつまでも、若くはおられへん

気が付いたら、40代後半やし・・・(苦笑)

近い将来なんか?・・・それとも、爺さんになってからなんか?・・・それは分からんけど・・・

いずれにしても・・・この場所から、退く時は、必ず来る

 

 

日々の柔道の練習の中で、「ガーガー」いうて・・・子供たちに、結果をもたらしてやることも大事なんかも知れへん

 

せやけど・・・いざ、退く日が来た時に・・・IMG_3096

〇〇の大会で優勝しました

△△の大会、連覇しました

卒業後は、高校で県チャンピオンでした

でも現在は・・・柔道に携わることなく、どこで何をしてるんか?分かれへん

また、自ら考えて行動することが出来てへん

そんな子が、おったとしたら・・・俺自身、何のために、道場を設立したんやろか?って思ってまうんやろなぁ~・・・きっと(^_^;)

当然・・・今でも、そない思ってるしな

 

 

せやけど・・・果たして、自分に何が出来んねん???IMG_2950

 

偉そうに言うても・・・大したことは、出来へんねんけど・・・

 

でも・・・子供たちが、「『柔道』のお陰で・・・」って思ってくれるような大人になってくれたら、嬉しいなって思うねんよなぁ~

俺自身が、そうやったようにね(^^)

 

せやから・・・やっぱり、照準を合わすのは、そこかなぁ~?

「柔道の結果は、思うほどの成績を残すことが出来なかったですけど・・・「『柔道』をしてきたお陰」で・・・「『柔道』を続けてきたお陰」で・・・今は、周りに目を配ることができ、素晴らしい仲間に囲まれて、素晴らしい生活を送ることができてます!」って、言うてくれる子が、一人でも多くおったら、最高やなぁ~って思う

 

 

俺らの年代は、特にそうやろうけど・・・IMG_2954

中学時代、高校時代、徹底的に監督に「やらされて」・・・

「二度と柔道衣は着たくない!」って思ってる人が、結構多くおることと思う

でも、それは、ものごっつい勿体ないことや!

 

そない思うからこそ・・・俺は、子供たちに柔道衣を脱がさんようにさせてやりたい

 

 

上手い奴・・・強い奴・・・試合で勝てる奴は、黙ってても柔道衣を着たままでおりよる

せやけど・・・

箸にも棒にも触れへんような連中にも・・・すっと、柔道衣を着せたままにさせてやるのが、俺の役目なんとちゃうんか!?って思うんよ

 

中学(北岡道場)を卒業する時・・・IMG_2898

「高校柔道」を選択せえへんかっても構わへん

「強豪高校への進学」を選択せえへんかっても構わへん

 

OB会であったり・・・遊びに来てくれたり・・・体を動かして汗を流しに来たり・・・

理由は何でもいい・・・「「北岡道場(故郷)」に、帰ろうかな?」って思ってもらえるってことは、「柔道衣を着たまま」や!っちゅうのが、俺の解釈や

柔道衣さえ着てたら・・・ずっと、繋がってられるねんから

 

その「故郷」に、胸を張って帰るためには・・・「今現在」の与えられた環境の中で、最大限の努力をしてなかったらアカンやろ?

 

先生に顔向けできるよう・・・仲間に負けじと・・・先輩・後輩に負けじと・・・そない思って頑張って・・・

 

そこには、やっぱり・・・IMG_2993

「『柔道』をしてきたお陰で・・・」

そういう想いを、抱いててほしいなって願うんよな

 

 

そないなった時にこそ・・・

家族や両親、自分を取り巻くすべてのすべて方々に・・・

『お陰様』

って・・・感謝の気持ちを持てる人になってるんとちゃうんかな?

 

 

 

 

俺自身は・・・その上で、さらに・・・

 

俺を育んでくれた『柔道』に・・・

俺はもちろん、卒業生、在道場生、父兄の皆さんを限りなく成長させてくれてる、「少年柔道界」に・・・

恩返しをするべく・・・

「これって、『北岡道場』の先生と、道場の父兄、ほんで子供たちがレールを敷いてくれたらしいでぇ~(^^)」って言うてもらえるような・・・そんな、足跡を残せたらええなぁ~っていうことも、最近よく思うねんよな

 

 

 

これからの俺にできること・・・いや、やっていかなアカンことかな?

 

『人生は冥土までの暇つぶし』

 

極上の暇つぶしを、せんとアカンからね・・・(^^)

 

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

11月20日(日)・・・女川町総合体育館に於いて、上記の大会が開催されたimg_9847

 

今回、ウチからは、35名のエントリーをさせていただいた

結果・・・

小学2年生男子の部・・・YAMATO:準優勝

小学6年生男子の部・・・ヤマト:3位

中学1年生男子73kg超級・・・清春、恭太(共に、3位)

・・・・・の入賞者があった

 

 

今回、書きたいことが仰山あって、取り止めがなくなってしまうかも知れへんけど・・・お許しいただきたい

 

まず、今回の大会から、ウチの道場として、ひとつの試みを実践してみた

それは・・・観覧席の「場所取り」について

 

数年前から?・・・キャプテン、副キャプテンのご父兄の方が、いろんなことを決めはじめてくれた

「試合時の場所(観覧席)の確保」も・・・その中の一つ

ただ、俺と明美(妻)は、それらの決め事には、一切噛めへんことにしてた

それは・・・道場長である俺らが噛んでまうと、ご父兄の方々が決めてくださることが、やりにくいんとちゃうんかな?って感じたから・・・

あえて・・・「俺らは、噛まんとくわ」って、一線を引いてた

 

だから、実際、「どんな状況で、場所取りをしてたんか?」は、ほぼ理解しておらず・・・まして、俺は監督やから、観覧席におることも、ほぼあれへん・・・せやから、まったくもってノータッチやった

 

せやけど・・・今回は、「ちょっと、考えていかなアカンのんとちゃうんかな?」っていう、引き金があった

 

それが・・・こちら

http://blogs.yahoo.co.jp/shieikai_seikyoku/21236099.html

「凌門塾の佐々木先生のブログ」

 

こちらを読ませていただいて、ものごっつい考えさせられたっちゅう訳やねん(^_^;)

 

俺・・・「「教育」とは・・・「人間」を作るもんであって、「競争」を作るもんやないねん!」・・・なんて、よう言うたもんやわ

佐々木先生は、こんなところまで目が行き届いて、俺が気付けへんかったことまで先立って実行されてる

ホンマに、素晴らしいことやと思う

※ちなみに、佐々木先生・・・あんな怖い顔して、白髪混じりの髭をメッチャ蓄えてるけど・・・実は、メチャメチャ繊細な人やし、また、試合会場でよう話すねんけど、生徒さんのことをメチャメチャ考えていらっしゃる、ホンマ「男気」ある先生やで(^^)

 

「俺は、ノータッチやった」・・・「「どんな状況で、場所取りをしてたんか?」を、全く把握してへんかった」・・・なんてことは、言い訳にしかなれへん

俺・・・佐々木先生のブログを読んで、ホンマに己自身のことを、情けなく恥ずかしく感じたよ

 

そんなことも含めて・・・

先日、合宿に行った時に、ウチの父兄達とも話し合いをしたねんけど・・・

ウチの父兄達も、「凌門塾の佐々木先生のブログ」を読んでる方が何人もおって、共感する部分が非常に多かったみたいで・・・

「先生・・・場所取り、何とかしましょうよ?」って、俺に投げ掛けてくれた

 

そんなこんなもあって・・今回、ある試みを実践することにしてみたねんや(^^)

 

それは・・・

「今回のチャンピオン大会に関しては、観覧席を一切確保せえへん!」

・・・・・っちゅうこと

 

さすがに、荷物置き場や、お弁当を食べる場所は必要やから・・・それは、2階の柔道場・剣道場に取らせていただいたけど・・・img_9834

子供たちにも、「柔道衣への着替えは、車の中で済ませて、なるべく荷物を少なくすること!」も、徹底させてみた

 

ほんで、俺自身も・・・会場に早く行ってみて、「場所取りって、どんな状況なのか?」を、この目で確認してきた

 

自分の目で見てみて、感じたこと、気づいたことを挙げてみたら・・・

「開門と同時に、大人と同様に、子供たちが急いで階段をダッシュするもんやから、怪我につながるリスクがあって危ないな」ってこと

開門後、ひと段落して観覧席に上がってみたねんけど、「数十団体の出場数に対して、場所を確保してるのは、8~10くらいの団体のみやねんな」ってこと

試合が始まってから、観覧席を意識してみたら、「かなり、空席(席に、荷物のみを置いてる)が目立ってるな」ってこと

 

会場にいらっしゃる方々を、意識して見てみたら・・・

試合場のすぐ脇に行けず(選手や監督がおるから、当たり前って言うたら、当たり前なんやろうけど・・・)に、後ろの方でしか試合を見ることができへん年配の方(誰かの祖父母?やろな)が、爪先立ちで必死に背伸びして、試合を見ようとしてたこと

 

ほんで、個人的には・・・

俺自身は監督で、常に試合場のそばに陣取ってたもんやから・・・そんな方々の不憫さを、これっぽっちも考えることをしてなかったってこと(-_-;)

・・・・・等々やな

 

そんなこんなで・・・今回、ウチは35名の出場選手+父兄の方々、また、祖父・祖母らが応援にくる子もおり、総勢80名ほどやったけど・・・柔道場の荷物置き場の確保のみで、なんとかなったような?・・・なれへんかったような?・・・(^_^;)

もちろん、まだ、手探りの状態やから、なんとも言われへんけど・・・

せやけど・・・ウチの道場の試みとして、「譲り合う」ことへの第一歩、怪我防止のリスクファクターの除去への第一歩、そういった部分では、一歩踏み出せたんとちゃうんかな?って、納得したいと思ってる

ただ・・・今まで、そこに気付こうと努力できへんかったことに関しては・・・また、「北岡道場」として、荷物を置いて、たくさんの空席を作ってしまっていたことに関しては・・・「俺自身、まだまだ未熟者であり、人として、また教育者として、とにかく反省すべきことが多いなぁ~」って考えさせられた(-_-;)(-_-;)(-_-;)

 

大変、ご迷惑をおかけしておりましたこと、心よりお詫び申し上げます!

申し訳ございませんでした!

 

女川町総合体育館での試合は、父兄の方も、試合場に降りていって応援することができるからええねんけど・・・

この先も、試合に参加する以上・・・会場によっては、最低限の席を確保せざるを得んことも出てくると思う

せやけど・・・他道場のご父兄の方や、観覧に来られた方々(誰かの祖父母の方など)に、限りなく「譲る」ことを、ご父兄共々、心掛けていきたいなぁ~って思ってるよ

 

まさに・・・「天国と地獄のスプーン」やな

施し散らして、なお富を増す人があり

与えるべきものを惜しんで、かえって貧しくなる者がある

・・・・・っちゅうやつやな(-_-;)

 

子供たちに、胸を張ってられる「教育者」・・・いや、「大人」で在りたいなって切実に思うわ

 

 

 

 

ほんで・・・

次に・・・試合に対すること

 

どこの道場の子に限らず・・・「試合」ってなったら、単純に、出場選手の半分の子は、1回戦で敗退する(1回目で負ける)ことになるやん?

もちろん、中には、わずか数秒で負けてしまう子さえおる

 

道場単位で考えたら・・・

仮に、大会に出場した人数が、30名として・・・その内に、5名入賞してくれたら、全体の約20%の子が入賞してることになる

10名入賞してくれたら・・・全体の約30%の子が入賞してることになる

これは・・・実は、すごい数字やと思う

実際に、ウチもそんな好成績を残させていただいた時・・・ある道場の監督さんや、ある高校の監督さんから、「先生のとこの生徒、何人入賞してんのよ?  すごいね!?」って、言われたこともあるねんけど・・・

 

せやけど、全体像としてみたら・・・20%、30%、時に「総合優勝」とか、それはそれで、すごいことなんかも知れへんけど・・・

中には、さっきも記したように、遠い会場まで足を運んだにも拘らず、わずか「数秒」で負けてしまってる子も存在するし・・・仮に、判定負けやったとしても、その子たちは、わずか「2分間」で、その日一日が終了してしまうねんな、これが(^_^;)

せやから・・・俺ら(指導者)は、間違っても「道場単位」で考えて、入賞の多さに酔ってもうてたらアカンのやと思うねん

 

もちろん、勝負事やから、「勝ち」「負け」がついて当然やねんで(^_^;)

 

せやけど・・・ほんなら、その子らは、「普段、一生懸命頑張ってへんのか?」

 

いやいや・・・そんなことないよ

彼らなりに、一生懸命頑張ってるし・・・一昨日より昨日・・・昨日より今日って・・・確実に、成長してきてる!

せやからこそ・・・評価対象が、「入賞」や「勝敗」だけになってもうたら・・・俺的には、絶対にアカンと思うねんよな

 

せやけど・・・

比べる指標は、「試合結果」が一番分かりやすいからなぁ~

せやから・・・どうしても、そこにフォーカスしてまうんやろうけど(^_^;)

 

でも、俺には・・・それは、そんなに価値のあることには感じられへんねんよな

 

その証拠にっていうたら何やけど・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

俺は、今回、デビュー戦の子についてやるべく、幼児・1年生男子の試合会場に、結構おった

ほんなら・・・試合の合間に、1試合場向こうで、2年生男子の部に出場してる、YAMATO(ウチの三男)の試合が目に飛び込んできた

普段は、ほとんどって言うくらい、我が子の試合には、ついてやることはない

やっぱり、監督である以上・・・あずかってる生徒を優先してやることが、本来の姿やと思うから・・・

 

せやけど、たまたま、空いてたから、YAMATOの試合を、そばでアドバイスをすることができたimg_9959

俺は・・・「負けてもええねん! 投げられてもいいから、正々堂々と胸を張って柔道したらええ!」・・・勝敗なんか、これっぽっちも考えることなく、そないアドバイスを送った

それどころか、親指を立てて、「頑張れ!」って無言のメッセージを送ったら、YAMATOは笑って頷いてたくらい(目ン玉に、力込めるわけでもなく)、普段と変わらんやり取りすら、そこにはあった

 

そうこうしてるうちに、1年生の小僧(壮真)の試合が始まりそうやったから、その場を離れたねんけど・・・

結局、小僧の試合越しに、YAMATOが見えた時には、相手に勝ち名乗りが挙がってた

 

俺は、「あぁ、負けたんや?」くらいにしか思ってへんかったねんけど・・・

その後すぐに、その試合会場で、女子の試合が始まったねん(^_^;)

 

せやねん!

そのYAMATOの試合って・・・決勝戦やったねん

 

俺は、そんなこと、まったく分かってへんかった(っちゅうより、入賞すること云々は、そんなに重要視してない)から・・・「負けてもええねん!」なんて、普通にアドバイスを送ってた

・・・かと言うて、決勝戦って分かってたら、勝ちに拘った柔道をするようにアドバイスしてたんか?って言うたら・・・まったく、そんなことはあれへんかったやろな

おそらく、同じことを伝えてたと思うよ(^^)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

何を云わんとしてんのか?

それくらい・・・今現在の結果云々なんて、北岡道場で子供たちに指導させてもらってる「俺」には、ホンマに価値のないもんやっちゅうこと

我が子(道場長・指導者の息子)が勝ち続けてたとしたら、そない吐き出しても信憑性に欠けるけど・・・

現に、我が子の試合結果でさえ・・・そんなもん、「まったくもって、どうでもいい」って考えてるくらいやから・・・生徒全員に対しても、もっと違う部分にフォーカスしてやりたいなって考えるばかりやよ

(ちなみに、YAMATO・・・今回は、準優勝してたけど・・・先日のスポ少県大会個人戦では、チョロっと1回戦で負けてたよ(^^))

 

 

せやからこそ、「一生懸命頑張ってきたこと」を、最大限に褒めてやることだけは、絶対に忘れへんようにしてるねんけど・・・

「果たして、子供たちには、どんだけ伝わってるんやろか?」って、考えさせられることがあるんよなぁ~(^_^;)

 

だって・・・俺らは、通りすぎてきた道やから、客観的に見て、いろんなことが理解できるやん!?

せやけど、子供らにとったら・・・img_9939

「相手の子たちは、自分たちの2倍も3倍も練習量をこなしてる」とか

「相手の子の、柔道センスは素晴らしいもんがある」とか

「自分より早く、第二次性徴を迎えてる」とか

そんなこと、分かれへんやん!?(^_^;)

 

せやから・・・一生懸命頑張ってるあの子らが、そんな理由で、何回か「負け」が続いてしまった時に・・・

「柔道自体を、嫌いになったりせえへんかなぁ~?」って、考えることがある

所帯が大きくなって、人数が増えてきた分・・・その部分を、子供たちに、どないして伝えていってやれるんか?が、今後の大きな課題やなぁ~って感じてる

 

勝ってる子に、「柔道」を続けてもらうことは・・・そない難しいことではない

せやけど・・・負けが続いてる子に、たとえ「未来は、今と同じやない!」って伝えたとしても・・・悔しさと歯がゆさが、心の大半を支配してる彼ら彼女らが、どんな想いで「柔道」を続けてくれるのか?は・・・ホンマに不明瞭やと思う

 

せやけど、負けが続いてる子が、この先も、ずっと負け続けるんか?っていうたら・・・そんなことはない!

淡々と過ごした日々の中でも・・・普通に追い越す時が訪れるから、これがまた、面白い(^^)

必ず、成長に伴って、入れ替わりが生じてくるし・・・今、どんなにもがきまくっても勝たれへんかったような子にも、普通に勝つようになることさえある

『柔道』が好きって、最高やん!?

 

せやから・・・俺の考えの中には、絶対に存在せえへん選択として・・・img_0014

大切な子供時代の時間を削って、練習量を増やしたり・・・

成長過程の体に、トレーニングで負担をかけすぎたり・・・

怪我(心の故障含め)につながるような、無理な負荷を加えたり・・・

・・・それらは、絶対に避けた方がいいように感じるなぁ~(^_^;)

 

今、そんなことをせんでも・・・数年後には、肉体的、技術的に、ほとんどの子が、同じライン上に揃うから・・・

※逆に、今無理してもうて、その時期に故障でもしてたら、スタートラインにさえ立たれへんことかってあるねんから(^_^;)

ほんで・・・心配せんでも、結果が、練習量に比例せえへんようにもなってくるから・・・

必ずと言うていいほど・・・入れ替わりは、生じてくるから・・・(^^)

特に、「『心』が生き生きしてる」奴らには、どんだけもがいても、勝たれへんもんやよ

 

多分・・・ほとんどの指導者(高校、大学と、それなりの場所(強豪校)でやってきた人なら、なおさらやわ)は、それらを経験してきてるやろうし・・・また、少なからず、伸びていく子、落ちていく子の入れ替わりを、客観的に見てきてるはずやから・・・分かってると思うねんけどね(^^)

ご父兄の方々も・・・形は違えど、人生経験として、同じような状況を客観的に経験して来られてるはずやから・・・分かってると思うねんけどね(^^)

 

でも、なんでなんやろね?

指導者とか、親って・・・目先のことに、右往左往してしまうんよね?(笑)

俺も、数年前は、(長男に)そないしてもうてたし・・・(苦笑)(^_^;)

 

 

ほな、「『心』が生き生きしてる」って・・・何やねん???

俺は・・・「柔道は楽しい!」「柔道が好き!」ってことやと、個人的にはそない考えてるし、そない感じてる

 

せやから・・・

道場に来れば、仲間がおる(仲間と遊べる)

今日は、先生・・・どんな面白いことを言う(する)んやろう?

練習の中であっても、例え試合で負けたとしてでも・・・「良かった部分」を見つけて、それを思いっきり褒めてやること

また・・・例えば、ウチの恒例の「合宿」は、全体像としたら、ほぼ遊びやけど・・・実は、初日の練習は、他県の強豪選手と、自分たちが普段やってる通常の何倍も濃い練習をこなしてる

それは・・・翌日の「スパリゾートハワイアンズ」が待ってること・・・仲間も隣で頑張ってること・・・などなど・・・

そんな部分から・・・「シンドイことも、楽しさに摩り替えてしまえる!」

 

俺自身・・・そこに、かなりの動力をつぎ込んでるって言うても過言やないくらい、子供たちの『心』をくすぐるようにしてるねんや(^^)

 

『柔道』=『北岡道場』

実際に、先に進んでいったら・・・そんな甘い世界やないのは、俺自身が一番理解してる

 

だからこそ・・・「その時が来ても、逃げだしたりせんように、今からやらせておくべき!!」っていう考えも、頷かれへんわけでもない

実際・・・俺らは、そんな世界で生きてきたねんからな

 

せやけど・・・「柔道」「野球」「サッカー」etc、また「勉強」も・・・昔ながらの凝り固まった考えやなくて、『=「楽しい」』にしてやる方が、子供たちは、自ら行動を起こすんやないんやろうかなぁ~?って、俺は期待しまくってんねん

俺ら大人であっても、そうやねんから・・・子供は、もっと単純やないんかなぁ~って(^^)

 

それを・・・如何なる形で、子供たちに伝えてやることができるんか?img_0033

 

俺自身、「場所取り」の件含め・・・まだまだ、人として、教育者として、勉強せなアカンことが、山ほどあるわ(^_^;)

だって俺ら(教育者)は・・・親御さんたちから、「自分の『命』よりも大切な子供」をあずかってるねんからね

 

 

 

さて・・・

今年の試合は、全部終わったなぁ~

残すは・・・12月23日の「北岡道場杯&納会」・・・それと、12月30日の「北岡道場OBOG会」

合宿に並ぶとも劣らへんくらい、大事な行事かも知れへん(^^)

 

 

試合云々、試合結果云々よりも・・・私の「このような考え」を信頼してくださって、子供さんを預けてくださってる、北岡道場のご父兄の皆さんには、ホンマに感謝してる

だから、やっぱり・・・試合よりも、試合結果よりも、「子供たちの『心』」を、思いっきり揺さぶって、「感動」させてやりたいと思う

 

「感動」とは・・・感じて動くこと!img_9849

『心』を揺さぶられて、感じて動いたら・・・あとは、きっと彼らがムーブメントを起こすやろ!?

「感動」した経験の多い奴ほど、豊かな心を持ち合わせてくれるはずやから・・・

俺は・・・そない信じてる!

 

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

10月9日(日)・・・講道館に於いて、上記の大会が開催され・・・北岡道場から、「小野崎 倭」が出場させていただいたimg_9994

 

宮城県内で、団体戦(4・5・5・6・6年)を行い・・・優勝チームから2名、2位・3位・3位チームから1名ずつ選出され、県の代表として団体チームを組んで挑む大会

県大会で優勝した大崎柔道クラブの選手を筆頭に、下記の選手たちで、全国大会に挑んできた

 

先鋒:佐々木選手(若柳柔道スポーツ少年団)

次鋒:工藤選手(大崎柔道クラブ)

中堅:島野選手(仙台柔友会)

副将:小野崎 倭(北岡道場)

大将:渡邊選手(大崎柔道クラブ)

 

結果は・・・・・

残念ながら・・・1回戦で、長野県チームに1-0(指導1の差)で惜敗やった

 

 

俺も、今回は・・・SOと二人、講道館まで応援に行かせてもうた

「今回は・・・」???

 

少年柔道の全国大会が、各地で開催されるたびに、他県で道場を運営してる後輩から電話が掛かってきては・・・

「先輩・・・「北岡道場」から生徒が出場してるのに、会場に来てなかったじゃないですか!?」とか・・・(^_^;)

会場に出向いてる時は(先日も、茨城の後輩に言われたねんけど・・・)・・・

「先生・・・今日は、来てるんですね?(笑)」とか・・・(^_^;)

 

ものごっつい、適当な監督やと思われてるみたい(恐らく、宮城県内の方も、そない思ってる方もおるやろうなぁ~(^_^;))やから・・・

もう時も過ぎたし、今は笑ってられる状態になったから・・・過去を振り返りながら、この場を借りて弁解さしてもうとくわ(^^)(^^)(^^)

 

 

約3年ほど前からかな?

ウチの道場から、(小学生・中学生含め)全国大会、東北大会に、多数参加させていただくようになったんは???

3年前は、確か「広島県」で、「全国小学生学年別柔道大会」が開催されたはずやったと思うねんけど・・・

 

その年の6月頃?・・・ウチの会社に激震が走った

接骨院業務と共に、「2本柱」で稼働してた「訪問マッサージ事業」が、ある事情で稼働できへんようになってもうたねん(^_^;)

しかも、その年の頭から動き出し・・・銀行から、1000万近い金額を融資してもらって、新たな接骨院(分院)を開院(5月)した矢先の出来事やった

 

 

もちろん、駆け出したばっかりやから・・・新たな接骨院(分院)は、利益を生むはずもなく、融資してもらったお金は、毎月毎月どんどん減っていく一方(^_^;)

「2本柱」って言うくらいやから・・・「訪問マッサージ事業」の不稼働による、会社の傾きたるや、そらぁもう、激しいもんやった

 

そのうえ、悠葉先生(長女)は東北高校在学中、REN(長男)は和歌山北高校に入学したばっかりで寮生活、YAMATO(三男)も幼稚園に行ってた時やったから・・・毎日毎日、毎月毎月、湯水のようにお金が出ていく時期でもあったねんな

正直・・・俺と明美(妻)は、八方塞がりの状態やった

 

限りなく、時間の制約があったもんやから・・・彼女(明美)が、働きに出ることは、非常に困難やった

せやから、俺らは・・・

一つ1円にもなれへんような内職(箱を折ったり、書類を折ったり、ティッシュを詰めたり)を、接骨院業務が終わってから、毎晩毎晩、夜中遅くまでやったり(1年くらいは、続けたんとちゃうんかなぁ~?)・・・

当然、日曜・祝日は返上で・・・時間の許す限り、予約を受けて接骨院を開けた

 

「道場を売却せなアカンのかなぁ?」

・・・恥ずかしながら、そう考えざるを得んくらい、俺らは窮地に追い込まれとった

 

逆に・・・

「道場を売却したら、どんだけ楽になることやろう?」

正直・・・そない思ったのも、一回や二回じゃなかった(ごめんなさい)

 

でも、それだけは、できへんかった・・・

「できへん」って言うより・・・絶対にする訳にはいかへんかった

 

たとえ、スタッフが起こしてしまった事案で、事業が続けることができへんようになったとはいえ・・・元は??というたら、自分が蒔いた種やから・・・「責任」は、『長』である自分自身にある

せやから・・・その「責任」(尻拭い)を、道場の子供たちに被せるわけにはいかへんかったんや

 

俺らは・・・車を売却して、洋服に始まり売却できるもんは、すべてネットオークションに出品して、接骨院待合室の新聞の購読を切り、保険を解約して、食べる物を限りなく節約してetc・・・とにかく、お金を作った

せやけど・・・作っても作っても、出ていくもんが多すぎて・・・銀行に頼んで、ランニングコストを落とす手配をしてもらい・・・せっかく立ち上げた新しい接骨院を売却して・・・・・毎日毎日、平静を装うのが、メッチャしんどいと思うくらい、崖っぷちに立たされとった

 

「とにかく、道場だけは潰すわけにはいかへん!!」

道場生、OB生、また、良くしてくれる父兄の方々のためにも・・・

せやから・・・

道場生はもちろん、道場のご父兄の方々にさえ、誰にも悟られんように、俺と明美はポーカーフェイスを装ってた

 

それでいても・・・内外部から聞こえてくる・・・

「全国大会には、同行しない監督」

「自分の息子が出場する時以外は、どうでもいい監督」等々・・・

 

ウチの道場の父兄達は、聞こえてくる「その内容」を、スルーしてくれてたのか? 俺を信頼してくれてたのか?

いずれにしても・・・「道場を売却せなアカンかも知れへん?」状況を、せっかく子供たちを預けてくださってる皆さんに悟られて、心配させるわけにはいかへんかったから・・・・・

「俺が行かんでも、宮城県チームの監督がおるやろ?」

「俺のアドバイスがなくても、独りで戦えるやろ?」

そない言うては・・・子供たちに対する申し訳なさを、ずっと噛みしめながら・・・俺は、内外部から聞こえてくる声に、ずっと我慢するしかなかった

 

余談やけど・・・

その年の秋に・・・和歌山のお義父さんが、白血病で倒れてる

ホンマに、悪いことっちゅうのは、重なるもんや・・・

せやのに・・・明美を、その場に行かせてやることもできへん「情けなさ」は・・・言葉で言い表されへんくらい、ホンマに刹那かった

ほんで、また・・・

遠く和歌山で、独りで頑張ってるRENの試合に関しても・・・高校在学中の3年間に、俺らはたったの一度(最後の高校総体)だけしか見に行ってやられへんかった

せやから、俺は・・・彼の最後の試合の後、「ずっと、独りで戦わせてきて・・・ゴメンな」って、自分より大きくなったRENを、思いっきり抱きしめて、涙した覚えがある

 

そんなに苦しい時期であっても・・・人の口には、戸を立てることはできへん

人は、「現実」を見て判断するのは当然・・・せやから、何を言われても、しゃあない状況ではあったねんけど・・・

それでも・・・そんな時期やったからこそ、聞こえてくる「心無い内容」には、ホンマに愕然とさせられたし、「人」を恨みそうになったことさえあったなぁ~

 

 

その翌年の「岩手県」での「全国小学生学年別柔道大会」は・・・ようやく、事業の足元が少しずつ固まり始めた頃やったけど、それでも、喜び勇んでは、よう行かへん状況は続いてた

せやけど、その年は・・・あるご家庭(道場生)の家族旅行に、ちょっとだけ便乗させてもらえることもあって、会場に足を運んで、選手たちのセコンドに付いてやることができた

 

 

また、その翌年(昨年)は・・・「山梨県」での「全国小学生学年別柔道大会」、「講道館」での「日整全国少年柔道大会」があったねんけど・・・

会社の傾きも、かなり立ち直ってきて、事業の状況的には「道場を売却せなアカン」なんてことは考えることも少なくなって、ある程度の融通も利く状態には戻ってきてた

せやけど・・・

実は、この年が俺ら(北岡家)にとって、一番の難関な年やったねん(^_^;)

 

2年前、会社に激震が走った時から・・・何が何でも、「この年」に、彼に頭を下げて謝らなアカンことだけは避けたい

せやから・・・与えられた環境の中(身動きが取れる限界の中)で、最大限の努力を怠ることなく、「この年」に照準を合わせて踏ん張ってきた

「たら」「れば」は、言うても、しゃあないことやけど・・・

あのまま、何事もなく事業が進んどっ「たら」・・・そんなに切羽詰まった状況に陥ることはなかってんけど・・・

せやけど・・・神様が、俺らに与えた「試練」やったんか?

それとも・・・神様が、調子に乗っとった俺らに落とした「雷」やったんか?

いずれにしても・・・俺らにできることは、与えられた「現実」を、自らの力で少しでもいい方向に向かわせるよう、立ち向かうことしかなかった

 

せやから・・・

この年を乗り切らんと・・・俺自身、一生後悔するやろうし、彼自身にも、一生後悔させてしまうやろうから・・・ホンマに必死な年やった

「最後の切り札に・・・」と、残してたファミリーカー(ハイエース)を売却して、できる限りの「現金」を手元に置いておく必要があった

(それに伴い・・・家族5人いるにもかかわらず、ウチのメインカーは軽自動車になってもうた(^_^;))

そう・・・RENの大学進学を決める年やったねん

 

どこの大学に行くのか?

どれだけの学費がいるのか?

寮はあるのか? それとも、アパート住まいなのか?

融資は受けれるのか?

奨学金は借りれるのか?等々・・・

寮がなかったら、どんだけ安く見積もっても・・・学費を月割りして、家賃、生活費、遠征費等々・・・月々、17~18万円はいるやろう?

おまけに・・・初年度は、入学金、教科書代、大学の柔道衣、引っ越し費用、生活に必要なものを購入等・・・その他に、ざっと100万円は出るやろうし・・・

 

事業が傾いて、やっとの思いで立て直しはしたけど・・・個人の貯金は、会社の立て直しに補てんしたから、すっからかん

「ホンマに、困難を極めるであろう」・・・大変な年を迎えてた

 

さすがに、昨年出場した、タケルの親父さん(ヤマタケパパ)とJOEの親父さん(太郎さん)には、内情を話して、了解をいただいてたけど・・・

それでも、ものごっつい心苦しかったのは、事実やったなぁ~(^_^;)

 

タケルとJOEに限らず・・・

東北大会に行ってやることができへんかった、沙季ちゃん

広島の大会および、東北の強化合宿にさえ行ってやることができへんかった、瑛美

ホンマに、申し訳ないことをしたと思ってる

 

せやけど・・・お陰さんで今、「そんなこともあったなぁ~?」って振り返りながら、道場を続けていけてるから・・・どうか、「よし」としてほしい(^_^;)

でも、ホンマに申し訳なかった・・・・・ゴメン

 

 

 

そんなこんなの、誰にも打ち明けることのできへん時期を、黙って過ごしてきたねんけど・・・

今年は・・・ヤマトの応援に行かせてもらうことができた(^^)

(まぁ、事業の方も・・・軽く、左団扇(札束の(笑))で扇げるくらいになったからなぁ~(^^)(笑)(笑)(笑)(^^))

 

冗談はさて置き・・・(-_-;)(-_-;)(-_-;)

 

何とか、事業の方も落ち着きを取り戻したし・・・今春から、悠葉先生も短大を卒業して働き始めてくれたし・・・RENの進学に対して、融資も受けれたし、奨学金も入学後から降り始めたし・・・

私事やけど・・・悠葉先生の協力もあって、この夏、普通自動車を購入することもできたしな(^^)(^^)

ようやく、普通に行動(生活)できるレベルには戻ったかなって感じかな?(^_^;)

 

※「今」になったから書けたことやし・・・それに伴って、長々と言い訳がましく書いたけど・・・・・

せやけど・・・これは「ノンフィクション」やから(笑)・・・

皆さん! 「子供に・・・大学でも、柔道をさせてやってもらいたい!」って考えてる方は・・・この先は、ホンマに覚悟しといた方がええでぇ~(笑)(笑)(笑)

 

 

 

せやけど・・ホンマに、講道館まで応援に行って良かった

もちろん、監督ではないから、観覧席からしか見られへんねんけど・・・

それでも、ヤマトに「楽しんで、戦ってこい!」って、いつも通りのコメントを叫んでやっただけで・・・ヤマトは顔つきが変わったし、物怖じすることなく、正々堂々といつも通りの柔道をしてくれてたから・・・

せやから・・・それだけで、ホンマに行って良かったって感じることができた(^^)

 

ほんで、おまけに・・・宮城県チームの他の選手に対しても、「勝ち負けなんか、関係ないんじゃ! 思いっきり、いけっ~!」って・・・俺の勝手で独断的な考えを、講道館で叫び散らしてきたよ(^_^;)

 

 

彼ら5人は・・・この先、柔道を続けていったら、きっとどこかで、チームメイト(仲間)になるやろう

今は、宮城県内で試合をする時は、お互いにガチンコでやり合って、切磋琢磨せなアカンけど・・・

せやけど、近い将来、きっと「仲間」になるであろう彼らのことを・・・必死で応援できたことを、俺自身も、ものごっつい嬉しく感じることができた時間やった

 

 

 

 

ほんで・・・やってまいりました!!「この時間」!!(^^)img_9991

講道館の前の「嘉納治五郎」先生の銅像の前で記念撮影をして、宮城県チームとして解散したはずやのに・・・

チーム5人+SOも加わって・・・向かうは、「東京ドームシティアトラクションズ」

 

親御さんの了解を取ってか?取らずか?・・・子供たちの向かう先は「東京ドームシティアトラクションズ」(笑)

遊びの時間に関しては、十二分に能力を発揮する「北岡道場」の小野崎君A(ちなみに、小野崎君Bも、相当なセンスの持ち主)

そこに、北岡君まで加わるもんやから・・・遊ぶ能力は二乗、三乗と果てしない(何しに来たねん!? お前ら・・・(-_-;))

 

今日・・・初めて話した者同志でも、まったく関係ない(特にSOは、前日からいっしょに過ごしてるわけでもないのに・・・大瑶(工藤選手)なんか、SOに引っ張りまわされてたもん(^^))

肩を組んで歩いて、いっしょに乗り物に乗って、お化け屋敷に入って・・・

それぞれが、それぞれの場所で、「柔道」というもんを一生懸命頑張ってることを、お互いに認め合ってるが故に、目には見えへん「絆」が、きっと彼らを結びつけるんやろなぁ~(^^)

 

結局・・・PM1:00過ぎから、約4時間

彼ら全員、遊びに遊びまくってたよ(^^)

 

 

 

仙台駅に帰ってきて、ホームを歩いてる時・・・ヤマトが、ポロッと言いよった

「あぁ~、楽しかった!(^^)」

宮城県の代表として、試合(東京)に行ってるんやから・・・失礼は百も承知で書かせてもらうけど・・・

俺にとっては・・・ものすごく、嬉しいコメントやった

 

出発前のブログ「大和魂!」にも書いたとおり・・・彼ら5人は、きっと「何か」を手に入れてくれたはずやと俺は思う

会場で応援させてもらったこともあり・・・彼らの感情が揺さぶられたことは、手に取るように分かる(俺も、そんな場所で同じような気持ちで戦ってきたからこそ、なおさら分かるねん)

ほんで、そのうえで・・・「仲間」「絆」を手にすることができたんやったら、さらに合格点やん!?

 

浮足立った試合内容は、鮮明に覚えてなくても・・・「仲間」と共に畳の上に立った瞬間、「仲間」と共に過ごした時間は、彼らにとって、きっと掛け替えのないものになってると思う

『感動』とは・・・感じて動くこと

彼らの心は・・・きっと『感動』したはずやよ

 

せやから・・・彼ら5人+α、小さな戦士たちを、ホンマに素晴らしく「誇り」に思える

 

 

また、みんな・・・それぞれの場所で、「切磋琢磨」しようやないか!?

ほんで、また・・・試合会場で、ガチでやり合おう!

 

ヤマトとSOに代わって言うとくわ(^^)

みんな、それぞれの場所で・・・

元気出していこう!

READY! GO!!

 

 

 

 

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